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	<title>獣医療ブログ</title>
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	<description>小山レリーフ動物病院｜トリミングもできる栃木県小山市の動物病院</description>
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		<title>犬のドライアイ・角膜潰瘍とは？｜目やにや目の痛み、目薬による治療について解説</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/848</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Aug 2026 06:13:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「目やにが増えてきた」「目をしょぼしょぼさせている」「目が赤いけれど、市販の目薬で様子を見ても大丈夫？」 愛犬にこのような変化があると、市販の目薬を使いながら少し様子を見ようと考える飼い主様もいらっしゃるかもしれません。 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「目やにが増えてきた」<br />「目をしょぼしょぼさせている」<br />「目が赤いけれど、市販の目薬で様子を見ても大丈夫？」</p>
<p>愛犬にこのような変化があると、市販の目薬を使いながら少し様子を見ようと考える飼い主様もいらっしゃるかもしれません。</p>
<p>しかし、犬の目やにや充血、目の痛みは、ドライアイ（乾性角結膜炎）や角膜潰瘍など、治療が必要となる目の病気によって表れていることがあります。</p>
<p>さらに、一見すると一般的な角膜潰瘍に見えても、通常の治療では治りにくいタイプや、免疫が関わる角膜炎など、異なる病気が隠れている場合もあるため注意が必要です。</p>
<p>今回は、犬に見られるドライアイと角膜潰瘍を中心に、原因や症状、検査、目薬の役割について解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/SEO-cover-2026-08-13T160504.297.png" alt="" class="wp-edited-image" /><br /><br /></p>
<p>■目次<br /><a href="#i1"><u>1.犬の目やにが増えたら？まず確認したい目の症状</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.犬のドライアイ（乾性角結膜炎）とは？</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.犬の角膜潰瘍とは？ドライアイが原因になることも</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.犬の目薬にはどんな役割がある？</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.「角膜潰瘍だと思ったら違った」治りにくい目の病気にも注意</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.市販の目薬で様子を見ても大丈夫？動物病院を受診する目安</u></a><br /><a href="#i7"><u>7.まとめ｜犬の目やにや目の痛みは、原因を確認して適切な治療を</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>犬の目やにが増えたら？まず確認したい目の症状</strong></h2>
<p>犬の目やにには、目に入った小さなほこりなどを排出する生理的なものもあります。そのため、少量の目やにが出ているだけで、必ずしも病気とは限りません。</p>
<p>一方で、次のような変化が見られる場合には注意が必要です。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・黄色や緑色の目やにが増えている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・粘り気のある目やにが出ている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・白目が赤く充血している</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・目を細める、しょぼしょぼさせる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・前足で目をこすろうとする</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・涙が多い、または目の表面が乾いて見える</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・黒目の表面が白っぽく濁っている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・目を開けにくそうにしている</strong></span></p>
<p>特に、目を痛そうに細めている、急に目が白く濁った、目を開けられないといった場合には、角膜に傷ができている可能性も考えられます。</p>
<p>目の病気は見た目だけでは区別しにくいため「目やにだけだから」と自己判断せず、ほかの症状がないかも確認しましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>犬のドライアイ（乾性角結膜炎）とは？</strong></h2>
<p>ドライアイは、正式には「<span style="color: #3366ff;"><strong>乾性角結膜炎（KCS）</strong></span>」とも呼ばれ、主に涙の分泌量が不足することで目の表面が乾燥し、角膜や結膜に炎症が起こる病気です。</p>
<p>涙には、目の表面を潤すだけではなく、角膜を保護したり、異物などを洗い流したりする役割があります。そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>涙が不足すると目の表面が乾燥し、炎症や角膜の傷につながる</strong></span>ことがあります。</p>
<p>犬のドライアイでは、免疫の異常によって涙をつくる組織が障害されることが代表的な原因のひとつです。そのほか、<span style="color: #3366ff;"><strong>神経の異常や一部の薬剤、基礎疾患</strong></span>などが関係する場合もあります。</p>
<p>主な症状は、<span style="color: #3366ff;"><strong>粘り気のある目やに、充血、目をしょぼしょぼさせる、角膜の濁り</strong></span>などです。慢性化すると角膜に色素が沈着したり、角膜潰瘍を繰り返したりすることもあります。</p>
<p>診断では、目の状態を確認するとともに「<span style="color: #3366ff;"><strong>シルマー涙液試験</strong></span>」という検査で一定時間に分泌される涙の量を測定します。必要に応じて、角膜に傷がないかを確認する検査なども組み合わせます。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>犬の角膜潰瘍とは？ドライアイが原因になることも</strong></h2>
<p>角膜は、いわゆる「黒目」の表面を覆っている透明な組織です。この<span style="color: #3366ff;"><strong>角膜の表面が傷つき、上皮が欠損した状態を角膜潰瘍</strong></span>と呼びます。</p>
<p>原因としては、<span style="color: #3366ff;"><strong>目をこする、散歩中に植物などが目に当たる、異物が入るといった外傷のほか、まぶたやまつ毛の異常</strong></span>などが挙げられます。</p>
<p>また、ドライアイによって角膜を保護する涙が不足すると、角膜潰瘍が起こりやすくなることがあります。</p>
<p>角膜潰瘍は痛みを伴うことが多く、<span style="color: #3366ff;"><strong>目を細める、涙が増える、前足で目を気にする</strong></span>といった症状が表れます。角膜がむくむことで、目の表面が白っぽく見える場合もあります。</p>
<p>診断には、主に「<span style="color: #3366ff;"><strong>フルオレセイン染色</strong></span>」という検査を行います。角膜を専用の色素で染め、傷のある部分に色素が付着するかを確認する検査です。</p>
<p>角膜潰瘍は傷の深さや原因によって状態が異なり、深い潰瘍では角膜穿孔につながるおそれもあるため、状態に応じた治療が必要です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>犬の目薬にはどんな役割がある？</strong></h2>
<p>「目の病気＝目薬」というイメージがあるかもしれませんが、病気や目の状態によって使用する目薬や治療方法は異なります。</p>
<p><strong><br />＜ドライアイの場合＞</strong><br />状態に応じて、<span style="color: #3366ff;"><strong>涙の分泌を促す点眼薬や、目の表面を潤すための点眼薬</strong></span>などを使用します。継続的な管理が必要になることもあるため、定期的に涙の量や角膜の状態を確認しながら治療を調整していきます。</p>
<p><strong><br />＜角膜潰瘍の場合＞</strong><br />傷の深さや感染の有無などを確認し、<span style="color: #3366ff;"><strong>細菌感染を防ぐための点眼薬</strong></span>などを使用する場合があります。また、痛みが強い場合や傷の状態によっては、点眼以外の治療を組み合わせることもあります。</p>
<p><br />大切なのは「目薬なら何でもよい」わけではないという点です。</p>
<p>目の状態によって必要な薬の種類は異なります。特に、角膜潰瘍がある場合には使用できない点眼薬もあるため、以前処方された目薬を自己判断で使用したり、市販の目薬だけで長期間様子を見たりすることは避けましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>「角膜潰瘍だと思ったら違った」治りにくい目の病気にも注意</strong></h2>
<p>角膜の病気を診療するうえでは、傷があるかどうかを確認するだけではなく「なぜ傷ができたのか」「なぜ治らないのか」を見極めることも大切です。</p>
<p>例えば、一般的な角膜潰瘍の治療を続けても、なかなか角膜上皮が治癒しない場合があります。</p>
<p>そのひとつとして「<span style="color: #3366ff;"><strong>SCCEDs（自発性慢性角膜上皮欠損）</strong></span>」と呼ばれる、難治性の表在性角膜潰瘍があります。角膜上皮がその下の組織に正常に接着しにくいため、通常の角膜潰瘍とは異なる対応が必要になることがあります。</p>
<p>診察や処置の際に、傷の周囲の角膜上皮が通常より剥がれやすい状態などから、このような病態を疑うこともあります。その場合は状態に応じて、<span style="color: #3366ff;"><strong>接着していない角膜上皮を取り除く処置</strong></span>などを検討します。</p>
<p>さらに、角膜の炎症には、<span style="color: #3366ff;"><strong>免疫が関わっているタイプ</strong></span>もあります。免疫介在性の角膜炎では、単純な傷とは治療方法が異なるため「角膜の傷だと思って治療しているのになかなか改善しない」という経過から、別の病気を考えることもあります。</p>
<p>もちろん、目の症状が長引くからといって、必ずこれらの病気というわけではありません。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>当院では、目の表面に表れている症状だけではなく、治療への反応や角膜の状態なども確認しながら、似た症状を示す病気の可能性も考えて診療することを大切にしています</strong></span>。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>市販の目薬で様子を見ても大丈夫？動物病院を受診する目安</strong></h2>
<p>犬の目やにや充血に気づいたとき、市販の目薬を使って様子を見たくなることもあるかもしれません。</p>
<p>しかし、目やにや充血だけでは、ドライアイ、角膜潰瘍、結膜炎、まぶたやまつ毛の異常、免疫が関わる角膜炎などを見分けることが難しい場合があります。</p>
<p>特に、次のような様子が見られる場合には、早めに動物病院へご相談ください。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・目を痛そうに細めている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・目を開けられない</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・目の表面が白く濁っている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・黄色や緑色の目やにが多い</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・目を何度もこすっている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・目薬を使用していても改善しない</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・一度よくなっても同じ症状を繰り返す</strong></span></p>
<p>角膜潰瘍の中には短期間で傷が深くなるものもあります。</p>
<p>「もう少し目薬で様子を見よう」と長期間自己判断するよりも、まずは目の状態や涙の量、角膜に傷がないかなどを確認し、症状に合った治療につなげることが大切です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i7"><strong>まとめ｜犬の目やにや目の痛みは、原因を確認して適切な治療を</strong></h2>
<p>犬のドライアイや角膜潰瘍では、目やに、充血、目をしょぼしょぼさせるといった、一見すると似た症状が表れることがあります。</p>
<p>しかし、同じように見える症状でも原因はさまざまです。ドライアイが角膜潰瘍につながっている場合もあれば、通常の角膜潰瘍とは異なるSCCEDsのような治りにくい病態や、免疫が関わる角膜炎などを考える必要があるケースもあります。</p>
<p>そのため、目薬を使用する際には、まず何が原因で症状が表れているのかを確認することが重要です。</p>
<p>愛犬の目やにが増えた、目を痛そうにしている、市販の目薬を使用してもなかなか改善しないなど、気になる症状がある場合には、お気軽にご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<p><strong>■関連する記事はこちらから</strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/463"><strong><u>【症状別】犬や猫の目の異常｜目の健康を守るために</u></strong></a><br /></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/848">犬のドライアイ・角膜潰瘍とは？｜目やにや目の痛み、目薬による治療について解説</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>犬・猫の下痢が続く原因は？慢性腸症の検査と食事療法を解説</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/843</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Aug 2026 05:35:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.oyama-rah.com/?p=843</guid>

					<description><![CDATA[<p>「愛犬の下痢がなかなか治らない」「愛猫の便がよくなったと思ったら、また軟らかくなってしまう」とお悩みではありませんか。 犬や猫の下痢は、食事の変化や一時的な胃腸の不調などでも表れます。しかし、下痢が長く続いたり、一度よく [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「愛犬の下痢がなかなか治らない」「愛猫の便がよくなったと思ったら、また軟らかくなってしまう」とお悩みではありませんか。</p>
<p>犬や猫の下痢は、食事の変化や一時的な胃腸の不調などでも表れます。しかし、下痢が長く続いたり、一度よくなっても何度も繰り返したりする場合には「慢性腸症」という病気が関係している可能性があります。</p>
<p>慢性腸症は、長期間にわたって下痢や嘔吐などの症状を繰り返す病気の総称です。決して特殊な病気ではなく、当院でも長引く下痢や嘔吐についてご相談いただく機会があります。</p>
<p>下痢の原因によって、必要な検査や治療は異なります。そのため「下痢止めを飲んでいる間はよくなるから」と様子を見続けるのではなく、症状を繰り返している場合には原因を調べることが大切です。</p>
<p>この記事では、犬や猫の慢性腸症について、IBDとの関係や症状、検査、食事療法、近年注目されている腸内環境を意識した治療までわかりやすく解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/SEO-cover-2026-08-13T152300.630.png" alt="" class="wp-edited-image" /></p>
<p><br />■目次<br /><a href="#i1"><u>1.慢性腸症とは？</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.慢性腸症ではどのような症状が表れる？</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.下痢が続く原因は慢性腸症だけではない</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.慢性腸症ではどのような検査をする？</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.慢性腸症では食事の見直しも大切</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.抗菌薬だけに頼らず「腸内環境」にも目を向けた治療</u></a><br /><a href="#i7"><u>7.下痢が治らない・繰り返す場合の受診の目安とは？</u></a><br /><a href="#i8"><u>8.まとめ｜長引く下痢は原因を調べることが大切</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>慢性腸症とは？</strong></h2>
<p>下痢や嘔吐が長く続く場合に考えられる病気のひとつが「慢性腸症」です。</p>
<p>慢性腸症とは、<span style="color: #3366ff;"><strong>下痢や嘔吐などの消化器症状が長期間続く病気の総称</strong></span>です。</p>
<p>ただし、同じような症状は寄生虫や感染症、膵臓・肝臓の病気などでも表れます。そのため、これらの病気が隠れていないか確認しながら診断を進めます。</p>
<p>慢性腸症にはいくつかのタイプがあります。食事の変更によって症状の改善がみられるタイプもあれば、腸の炎症を抑える薬などによる治療が必要になるタイプもあります。</p>
<p>また、慢性腸症について調べていると「<span style="color: #3366ff;"><strong>IBD（炎症性腸疾患）</strong></span>」という言葉を目にする飼い主様もいらっしゃるかもしれません。</p>
<p>IBDは、<span style="color: #3366ff;"><strong>腸の粘膜に慢性的な炎症がみられ、下痢や嘔吐などの消化器症状が続く病気</strong></span>です。現在では、慢性的な消化器症状をすべてIBDとするのではなく、検査結果や食事・治療への反応などを確認しながら、慢性腸症として分類していく考え方が用いられています。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>慢性腸症ではどのような症状が表れる？</strong></h2>
<p>慢性腸症では、下痢や軟便をはじめとした消化器症状が長く続いたり、よくなったり悪くなったりを繰り返したりするのが特徴です。</p>
<p>主に、次のような症状が表れる場合があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・下痢や軟便が続く</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・下痢を繰り返す</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・排便回数が増える</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・便に粘液や血液が混じる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・嘔吐を繰り返す</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・食欲が低下する</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・体重が減少する</strong></span></p>
<p>ただし、症状の種類や程度は犬や猫によって異なります。下痢や嘔吐が目立つケースがある一方で、元気や食欲は普段と変わらず、軟便だけが長く続く場合もあります。</p>
<p>そのため「元気があるから大丈夫」と判断するのではなく、便の異常が長引いている、あるいは何度も繰り返している場合には、一度動物病院へ相談しましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>下痢が続く原因は慢性腸症だけではない</strong></h2>
<p>犬や猫の下痢にはさまざまな原因があるため、便の状態だけで慢性腸症かどうかを判断することはできません。</p>
<p>長引く下痢の原因として、例えば次のようなものが考えられます。</p>
<p><strong>◆寄生虫</strong><br />寄生虫に感染すると、腸が刺激されて下痢や軟便が表れる場合があります。<br /><br /></p>
<p><strong>◆細菌やウイルスによる感染症</strong><br />細菌やウイルスへの感染によって腸に炎症が起こり、下痢や嘔吐などが表れることがあります。<br /><br /></p>
<p><strong>◆食事による影響</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>食べ慣れないものを口にした場合や、食事に含まれる成分が体質に合わない場合</strong></span>などに、下痢が表れることがあります。<br /><br /></p>
<p><strong>◆腸以外の病気</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>膵臓や肝臓などの病気</strong></span>が影響し、下痢などの消化器症状が表れる場合もあります。<br /><br /></p>
<p><strong>◆消化管の腫瘍</strong><br />腸などに腫瘍ができることで、慢性的な下痢や嘔吐、食欲低下、体重減少などが表れることがあります。特に猫では、慢性腸症と<span style="color: #3366ff;"><strong>消化管型リンパ腫</strong></span>で似た症状がみられる場合があるため、必要に応じて詳しい検査を行います。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/702"><strong><u>犬や猫の消化管腫瘍についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a><br /><br /></strong></p>
<p>このように、同じ「下痢」という症状でも、背景にある原因はさまざまです。そのため、下痢が長引いている場合には症状だけで判断せず、原因を詳しく確認していくことが大切です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>慢性腸症ではどのような検査をする？</strong></h2>
<p>下痢が長引いている場合には、症状やこれまでの経過を確認したうえで、必要な検査を組み合わせて原因を調べていきます。</p>
<p>主に、次のような検査を行います。<br /><br /></p>
<p><strong>＜便検査＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>便の中に寄生虫などがいないかを確認</strong></span>します。下痢の原因となる感染症などを調べるために行う検査です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜血液検査＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>貧血や炎症の有無、肝臓をはじめとした臓器の状態などを確認</strong></span>します。下痢が腸以外の病気によって起きていないかを調べるうえでも役立ちます。<br /><br /></p>
<p><strong>＜レントゲン検査＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>お腹の中の臓器の位置や大きさ、異物の有無などを確認</strong></span>します。消化器症状を引き起こすほかの病気が隠れていないかを調べます。<br /><br /></p>
<p><strong>＜超音波検査＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>超音波を使って、腸の厚さや動き、周囲の臓器などを確認</strong></span>します。レントゲン検査ではわかりにくい腸の壁の状態などを詳しく調べることができます。<br /><br /></p>
<p><strong>＜内視鏡検査、病理組織検査＞</strong><br />ほかの検査を行っても原因がはっきりしない場合や、下痢や嘔吐が長く続いている場合などに検討します。先端に小さなカメラが付いた細い器具を口や肛門から入れ、<span style="color: #3366ff;"><strong>胃や腸の一部を内側から観察</strong></span>する検査です。</p>
<p>必要に応じて、内視鏡検査の際に胃や腸の粘膜を少量採取する「<span style="color: #3366ff;"><strong>生検</strong></span>」も行います。採取した組織を顕微鏡で詳しく調べる「<span style="color: #3366ff;"><strong>病理組織検査</strong></span>」によって、炎症の状態や腫瘍を疑う変化がないかなどを確認します。</p>
<p>当院では内視鏡検査に対応しており、必要に応じて生検を行い、病理組織検査の結果も踏まえて診断につなげています。<br /><br /></p>
<p>ただし、下痢をしているすべての犬や猫に、これらの検査を行うわけではありません。症状が続いている期間やこれまでの経過などを踏まえ、それぞれの状態に応じて必要な検査を検討します。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>慢性腸症では食事の見直しも大切</strong></h2>
<p>慢性腸症の治療では、薬だけではなく、食事を見直すことも治療方法のひとつです。</p>
<p>慢性腸症の中には、特定の食材が症状に関係しているケースがあります。また、消化しやすい食事や食物繊維の量を調整した食事に変更すると、便の状態が改善する場合もあります。</p>
<p>ただし「お腹によさそうなフードなら何でもよい」というわけではありません。愛犬や愛猫がこれまで何を食べてきたか、どのような症状が表れているかなどによって、選択する食事は変わります。</p>
<p>例えば、次のような療法食を検討する場合があります。<br /><br /></p>
<p><strong>＜タンパク質を細かく分解した食事＞</strong><br />「<span style="color: #3366ff;"><strong>加水分解食</strong></span>」と呼ばれる療法食です。タンパク質をあらかじめ細かく分解してあり、食事に含まれるタンパク質への反応が疑われる場合などに使用を検討します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜これまで食べた経験の少ない食材を使った食事＞</strong><br />「<span style="color: #3366ff;"><strong>新奇タンパク食</strong></span>」と呼ばれる食事です。これまで食べた経験の少ない種類の肉や魚などを使用し、特定の食材が症状に関係している可能性を調べる際などに選択します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜消化しやすさに配慮した食事＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>消化・吸収しやすいように栄養成分などを調整した食事</strong></span>です。犬や猫の症状や消化管の状態に合わせて選択します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜食物繊維の量や種類を調整した食事＞</strong><br />下痢の状態によっては、<span style="color: #3366ff;"><strong>食物繊維の量や種類を調整した食事</strong></span>を選択する場合があります。<br /><br /></p>
<p>食事療法では、決められたフードを一定期間続けながら、便の状態や嘔吐の有無、体重などの変化を確認します。</p>
<p>この期間におやつや人の食べ物、別のフードなどを与えると、食事を変更した結果を判断しにくくなる場合があります。そのため、自己判断でフードを次々に変更せず、獣医師と相談しながら進めましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>抗菌薬だけに頼らず「腸内環境」にも目を向けた治療</strong></h2>
<p>慢性腸症の治療では近年、症状を抑えるだけではなく、腸内環境にも目を向けて治療を考えるようになっています。</p>
<p>犬や猫の腸の中には、さまざまな種類の細菌が暮らしています。これらを「腸内細菌」といい、食べ物の消化や栄養の利用、腸の健康を保つ働きなどに関わっています。</p>
<p>慢性腸症の犬や猫では、この腸内細菌の種類や割合が変化している場合があります。</p>
<p>以前は、長引く下痢に対して<span style="color: #3366ff;"><strong>抗菌薬</strong></span>を使用するケースが現在より多くみられました。しかし、抗菌薬は原因となる細菌だけではなく、腸内に暮らしているほかの細菌にも影響を与える可能性があります。</p>
<p>そのため現在は、慢性腸症だからといって一律に抗菌薬を使用するのではなく、<span style="color: #3366ff;"><strong>それぞれの犬や猫に本当に必要なのかを考えたうえで使用を検討</strong></span>することが大切とされています。</p>
<p>もちろん、症状や原因によっては抗菌薬が必要になる場合もあります。大切なのは「抗菌薬を使わない」ことではなく、必要性を見極め、使用する量や期間、タイミングを検討することです。</p>
<p>さらに、食事療法とあわせて<span style="color: #3366ff;"><strong>「プロバイオティクス」や「プレバイオティクス」</strong></span>を取り入れる場合もあります。</p>
<p>プロバイオティクスは、腸内環境の健康維持をサポートする微生物です。一方、プレバイオティクスは、腸内細菌の栄養源となる成分を指します。</p>
<p>ただし、慢性腸症の状態は犬や猫によって異なるため、すべてのケースで同じ治療を行うわけではありません。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>当院でも、抗菌薬だけに頼るのではなく、食事や腸内環境への影響も考えながら、それぞれの状態に合わせて治療方法を検討しています</strong></span>。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i7"><strong>下痢が治らない・繰り返す場合の受診の目安とは？</strong></h2>
<p>犬や猫は、一時的に便が軟らかくなる場合があります。その後すぐに普段の便に戻り、元気や食欲にも変化がなければ、ご自宅で様子を見ながら経過を観察できるケースもあります。</p>
<p>一方、下痢や軟便が数日続いている場合や、一度よくなっても何度も繰り返す場合には、動物病院で原因を調べることが大切です。</p>
<p>特に、以下のような症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診しましょう。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・下痢とともに嘔吐を繰り返している</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・食欲や元気が低下している</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・体重が減ってきた</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・血便がみられる</strong></span></p>
<p>「薬を飲むとよくなるけれど、やめると再び下痢をする」という場合もご相談ください。薬によって一時的に症状が落ち着いていても、その背景にある原因が解決していない可能性があります。</p>
<p>受診時には、いつから下痢をしているのか、1日の排便回数、便の状態、食べているフード、これまで使用した薬などを伝えていただくと診断の手がかりになります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i8"><strong>まとめ｜長引く下痢は原因を調べることが大切</strong></h2>
<p>犬や猫の下痢には、一時的な胃腸の不調から慢性腸症、腸以外の病気まで、さまざまな原因があります。</p>
<p>特に、下痢が何週間も続いている場合や、一度よくなっても繰り返す場合には「いつものお腹の不調」と考えて様子を見続けず、原因を調べることが大切です。</p>
<p>慢性腸症では、食事療法によって症状の改善がみられるケースがあるほか、状態によっては薬による治療が必要になります。詳しい検査が必要な場合には、内視鏡で胃や腸を観察し、採取した組織を調べることで診断につなげます。</p>
<p>さらに近年は、抗菌薬を一律に使用するのではなく、腸内環境への影響にも配慮しながら、その犬や猫に必要な治療を選択する考え方が重視されています。</p>
<p>当院では、長引く下痢や繰り返す下痢について、これまでの経過を丁寧に確認し、必要に応じて血液検査や画像検査、内視鏡検査などをご提案しています。食事や腸内環境にも目を向けながら、それぞれの犬や猫の状態に合わせて治療方法を検討しますので、愛犬・愛猫の下痢がなかなか治らない場合にはご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<p><strong>■関連する記事はこちらから</strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/290"><strong><u>犬や猫の下痢の原因と対処法について｜見逃せない危険なサインとは？</u></strong></a></strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/294"><strong><u>犬や猫の嘔吐の原因と対処法について｜早期発見とリスク管理の重要性</u></strong></a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/843">犬・猫の下痢が続く原因は？慢性腸症の検査と食事療法を解説</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>犬の気管虚脱｜「ガーガー」とガチョウのような咳は要注意</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/822</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 21 Jul 2026 09:20:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.oyama-rah.com/?p=822</guid>

					<description><![CDATA[<p>「愛犬がガーガーという変わった咳をするようになった」「咳がなかなか止まらず、苦しそうに見える」「散歩中や興奮したときだけ咳き込むけれど、大丈夫なのだろうか」 このような症状をきっかけに、当院へご相談いただく飼い主様は少な [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「愛犬がガーガーという変わった咳をするようになった」<br />「咳がなかなか止まらず、苦しそうに見える」<br />「散歩中や興奮したときだけ咳き込むけれど、大丈夫なのだろうか」</p>
<p>このような症状をきっかけに、当院へご相談いただく飼い主様は少なくありません。</p>
<p>最初は一時的な咳だと思って様子を見ていたものの、徐々に咳の回数が増えたり、以前より苦しそうな様子が目立ったりして来院されるケースも多くあります。</p>
<p>このような特徴的な咳の原因として考えられる病気のひとつが「気管虚脱」です。</p>
<p>気管虚脱は、特にチワワやヨークシャー・テリアなどの小型犬や、中高齢の犬に多く見られる呼吸器の病気です。進行すると呼吸がしづらくなる場合もあるため、早めに異変へ気付いて適切な管理を始めることが大切です。</p>
<p>今回は、犬の気管虚脱の原因や症状、治療方法、ご家庭で気を付けたいポイントについてご紹介します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/s-blob-v1-IMAGE-8jnWQQ3tqNg.png" alt="" class="wp-edited-image" /></p>
<p><br />■目次<br /><a href="#i1"><u>1.気管虚脱とはどのような病気？</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.気管虚脱で見られる主な症状とは？</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.気管虚脱になりやすい犬と悪化しやすい要因</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.診断方法・治療方法</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.気管虚脱を悪化させないためにおうちでできること</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>気管虚脱とはどのような病気？</strong></h2>
<p>気管とは、鼻や口から吸い込んだ空気を肺へ運ぶための通り道です。</p>
<p>本来、気管はリング状の軟骨によって筒状の形が保たれているため、呼吸をしても空気の通り道がつぶれることはありません。</p>
<p>しかし、<span style="color: #3366ff;"><strong>気管虚脱では、この軟骨が加齢などの影響で徐々に弱くなり、気管がつぶれて狭くなります</strong></span>。その結果、<span style="color: #3366ff;"><strong>空気の流れが妨げられ、特徴的な咳や呼吸のしづらさなどの症状が表れます</strong></span>。</p>
<p>若い犬で先天的に発症するケースもありますが、実際には多くが中高齢になってから少しずつ進行するタイプです。</p>
<p>また、気管虚脱は<span style="color: #3366ff;"><strong>自然に元の状態へ戻る病気ではなく、進行性の病気</strong></span>と考えられています。</p>
<p>ただし、早い段階から適切な治療や日常生活の管理を行うことで、症状の悪化を抑えながら生活できる場合もあります。そのため「少し咳が増えただけ」と自己判断せず、早めに動物病院で原因を調べてもらうことが大切です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>気管虚脱で見られる主な症状とは？</strong></h2>
<p>気管虚脱で最も特徴的なのが、「ガーガー」と聞こえるガチョウの鳴き声のような咳です。</p>
<p>乾いたような独特の咳が繰り返し続くため、「普通の咳とは少し違う」と感じて来院される飼い主様が多くいらっしゃいます。</p>
<p>特に、以下のような場面で咳が出やすくなる傾向があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・興奮したとき</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・散歩中に運動したとき</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・抱き上げたとき</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・首輪が首に当たったとき</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・吠えたあと</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・暑い環境や湿度が高い環境にいるとき</strong></span></p>
<p>初期は一時的に咳が出る程度でも、病気が進行すると咳の回数が増えたり、長時間続いたりするようになります。</p>
<p>さらに進行すると、<span style="color: #3366ff;"><strong>呼吸が苦しそうになったり、呼吸のたびに大きく胸やお腹が動いたり</strong></span>することがあります。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/423"><strong><u>犬や猫の咳や呼吸が苦しい時に考えられる原因についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong></p>
<p>重症化した場合には、十分な酸素を取り込めず、<span style="color: #3366ff;"><strong>舌や歯ぐきの色が紫色っぽく見える「チアノーゼ」が表れる</strong></span>こともあり、早急な診察が必要です。</p>
<p>一方で、中高齢の犬では「年齢のせいで咳が増えたのかな」と思われてしまい、受診が遅れるケースも少なくありません。</p>
<p>また、犬の咳には気管虚脱だけでなく、<span style="color: #3366ff;"><strong>気管支炎や肺の病気、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病が関係している</strong></span>場合もあります。見た目だけで原因を判断することは難しいため、咳が続く場合や以前より頻繁に出るようになった場合は、一度動物病院で詳しく調べることをおすすめします。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/816"><strong><u>犬の僧帽弁閉鎖不全症についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a><br /><br /><br /></strong></p>
<h2 id="i3"><strong>気管虚脱になりやすい犬と悪化しやすい要因</strong></h2>
<p>気管虚脱は、すべての犬に同じように発症するわけではありません。特に小型犬で多く見られ、中高齢になるにつれて発症しやすくなる傾向があります。</p>
<p>好発犬種としては、以下のような犬が挙げられます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・チワワ</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ヨークシャー・テリア</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ポメラニアン</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・トイ・プードル</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・マルチーズ</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・パピヨン</strong></span>　など</p>
<p>もちろん、これらの犬種以外でも発症する可能性はありますが、当院でも小型犬のご相談が多くを占めています。</p>
<p>また、気管虚脱は日常生活のさまざまな要因によって症状が悪化することがあります。</p>
<p>例えば、<span style="color: #3366ff;"><strong>肥満になると首や胸まわりへの負担が大きくなり、呼吸がしづらくなる</strong></span>場合があります。</p>
<p>さらに、<span style="color: #3366ff;"><strong>興奮しやすい犬や頻繁に吠える犬では、咳が誘発されやすくなる</strong></span>ことがあります。</p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>暑い季節や湿度の高い環境では呼吸への負担が増え、咳が出やすくなる</strong></span>場合があります。</p>
<p>このような要因が重なることで、症状が目立ちやすくなることもあるため注意が必要です。</p>
<p>気管虚脱は進行性の病気ですが、日頃の生活管理によって症状の悪化を抑えられる場合があります。早い段階から無理のない生活習慣を意識することが、長く快適に過ごすためのポイントです。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>診断方法・治療方法</strong></h2>
<p>気管虚脱が疑われる場合は、まず飼い主様から咳の様子を詳しくお伺いします。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「いつから咳が出ているか」「どのような音がするか」「どんな場面で咳き込みやすいか」</strong></span>などは、診断の大切な手がかりになります。可能であれば、ご自宅で咳をしている様子を動画で撮影してお持ちいただくと、診察の参考になります。</p>
<p>そのうえで、<span style="color: #3366ff;"><strong>聴診や身体検査に加え、レントゲン検査などを行い、気管の状態や心臓・肺に異常がないかを確認</strong></span>します。</p>
<p>なお、前述したように咳は気管虚脱だけでなく、気管支炎や肺炎、心臓病などでも表れるため、それぞれを見極めながら診断を進めていくことが大切です。</p>
<p>治療は症状の程度や生活への影響に応じて選択します。</p>
<p>軽度から中等度では、<span style="color: #3366ff;"><strong>咳を和らげる薬や気管支を広げる薬などを用いた内科治療と、日常生活の管理を組み合わせながら経過をみる</strong></span>ことが一般的です。</p>
<p>一方で、内科治療だけでは十分な改善が期待できない場合や、重度で呼吸への影響が大きい場合には、<span style="color: #3366ff;"><strong>外科手術が選択肢となる</strong></span>こともあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>当院では、内科治療と生活管理を中心に、それぞれの症状や生活環境に合わせた治療をご提案しています</strong></span>。また、外科治療が適していると判断した場合には、専門施設と連携しながらご紹介する体制を整えています。</p>
<p>治療方法を一方的に決めるのではなく、それぞれのメリットや注意点を丁寧にご説明し、飼い主様と相談しながら、その子に合った治療方針を一緒に考えていくことを大切にしています。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>気管虚脱を悪化させないためにおうちでできること</strong></h2>
<p>気管虚脱は、以下のように毎日の生活を少し工夫することで、症状の悪化を抑えられる場合があります。<br /><br /></p>
<p><strong>＜適正体重を維持する＞</strong><br />肥満になると呼吸器への負担が大きくなり、咳が悪化する場合があります。<span style="color: #3366ff;"><strong>食事量や運動量を見直しながら、適正体重を維持できるよう心掛けましょう</strong></span>。<br /><br /></p>
<p><strong>＜首輪ではなくハーネスを使用する＞</strong><br />首輪で首に力がかかると、気管が刺激されて咳が出やすくなることがあります。散歩の際は、<span style="color: #3366ff;"><strong>首への負担を軽減できるハーネスの使用がおすすめです</strong></span>。<br /><br /></p>
<p><strong>＜興奮しすぎない環境をつくる＞</strong><br />興奮したり、頻繁に吠えたりすると、咳が誘発されやすくなります。来客時や散歩前など興奮しやすい場面では、<span style="color: #3366ff;"><strong>声を掛けて落ち着かせたり、興奮が落ち着いてから行動したり</strong></span>するなど、できるだけ興奮を抑えられるよう工夫してあげましょう。<br /><br /></p>
<p><strong>＜室温・湿度を適切に管理する＞</strong><br />暑さや湿度の高さは呼吸への負担につながります。<span style="color: #3366ff;"><strong>室温は20〜25℃程度、湿度は40〜60％程度に保ち</strong></span>、愛犬が快適に過ごせる環境を整えましょう。特に夏場は熱中症にも注意し、<span style="color: #3366ff;"><strong>エアコンや除湿機なども活用しながら室内環境を管理する</strong></span>ことが大切です。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/272"><strong><u>犬と猫の熱中症のリスクと予防についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/812"><strong><u>犬の熱中症の応急処置などについてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a><br /><br /></strong></p>
<p><strong>＜咳の様子を記録しておく＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>「いつ」「どのような状況で」「どのくらい咳が続いたか」を記録しておく</strong></span>と、診察時に症状の変化を把握しやすくなります。前述したように動画を撮影できる場合は、診断の参考になることもあります。<br /><br /></p>
<p>気管虚脱は長く付き合っていく病気ですが、治療だけでなく、毎日の生活管理も症状のコントロールに欠かせません。ご家庭と動物病院が連携しながら、その子に合った管理を続けていくことが大切です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>気管虚脱は、小型犬や中高齢の犬に多く見られる進行性の呼吸器疾患です。</p>
<p>「ガーガー」というガチョウの鳴き声のような特徴的な咳は、気管虚脱のサインである可能性があります。「年齢のせいだから」と様子を見るのではなく、早めに原因を確認することが、症状の悪化を防ぐための第一歩になります。</p>
<p>また、適切な内科治療に加え、体重管理やハーネスの使用、興奮を避ける工夫など、日常生活を見直すことで症状のコントロールが期待できる場合もあります。</p>
<p>当院では、飼い主様への丁寧な説明を大切にしながら、それぞれの状態に合わせた内科治療や生活管理のアドバイスを行っています。外科治療が必要と判断した場合には専門施設と連携し、愛犬にとって適した治療方法を飼い主様と一緒に考えてまいります。</p>
<p>小山市・結城市・野木町・間々田周辺で、愛犬の咳や「ガーガー」という呼吸音が気になる場合は、お気軽に当院までご相談ください。早めの受診が、愛犬の健やかな毎日につながります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/822">犬の気管虚脱｜「ガーガー」とガチョウのような咳は要注意</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>犬の僧帽弁閉鎖不全症とは？「呼吸が早い」「咳が出る」その症状、心臓病かもしれません</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/816</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 21 Jul 2026 08:59:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.oyama-rah.com/?p=816</guid>

					<description><![CDATA[<p>暑い季節になると、「愛犬の呼吸がいつもより早い」「ハァハァする時間が長い」「咳が増えた」といった変化に気付き、不安になって来院される飼い主様は少なくありません。 夏は熱中症や夏バテが心配になる時期ですが、呼吸が荒くなる原 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>暑い季節になると、「愛犬の呼吸がいつもより早い」「ハァハァする時間が長い」「咳が増えた」といった変化に気付き、不安になって来院される飼い主様は少なくありません。</p>
<p>夏は熱中症や夏バテが心配になる時期ですが、呼吸が荒くなる原因は暑さだけとは限りません。実は、心臓病が関係している場合もあります。</p>
<p>特に中高齢の犬では「僧帽弁閉鎖不全症（そうぼうべんへいさふぜんしょう）」と呼ばれる心臓病が多く見られます。初期は普段どおり元気に過ごしていることも多いため、病気に気付きにくい点が特徴です。</p>
<p>小山市・結城市・野木町・間々田周辺でも、夏になると「呼吸が早い」「咳が続く」といった症状でご相談いただく機会が増えます。当院では、こうした症状の背景に心臓病が隠れていないかを確認するため、聴診をはじめ必要な検査を行い、原因を丁寧に見極めています。</p>
<p>今回は、犬の僧帽弁閉鎖不全症の症状や診断方法、治療の選択肢について解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/s-blob-v1-IMAGE-YYuWLEFjBYU.png" alt="" class="wp-edited-image" /></p>
<p><br />■目次<br /><a href="#i1"><u>1.犬の僧帽弁閉鎖不全症とはどのような病気？</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.夏に症状が目立ちやすくなる理由と見逃したくないサイン</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.僧帽弁閉鎖不全症はどのように診断するの？</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.当院ではなぜすべての犬に聴診を行うのか</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.僧帽弁閉鎖不全症の治療｜薬だけではなく複数の選択肢を一緒に考えます</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>犬の僧帽弁閉鎖不全症とはどのような病気？</strong></h2>
<p>僧帽弁閉鎖不全症とは、<span style="color: #3366ff;"><strong>心臓の左側にある「僧帽弁」が正常に閉じなくなり、送り出した血液の一部が逆流してしまう病気</strong></span>です。</p>
<p>心臓は全身へ血液を送り出すポンプの役割を担っています。しかし、僧帽弁がうまく閉じなくなると、心臓は十分な血液を送り出そうとして余分な負担がかかります。</p>
<p>この病気は犬で多く見られる心臓病のひとつで、特に中高齢の小型犬で発症しやすいとされています。</p>
<p>代表的な犬種には以下のような犬が挙げられます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・マルチーズ</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・チワワ</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・トイ・プードル</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・シーズー</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ヨークシャー・テリア</strong></span></p>
<p>もちろん、これら以外の犬種でも発症する可能性があります。</p>
<p>僧帽弁閉鎖不全症は、ゆっくり進行することが多く、初期には目立った症状が表れないケースも珍しくありません。そのため「元気だから問題ない」と思っていても、病気が少しずつ進行している場合があります。</p>
<p>早い段階で異常を見つけるためにも、定期的な健康診断や診察時の聴診が大切です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>夏に症状が目立ちやすくなる理由と見逃したくないサイン</strong></h2>
<p>夏は気温や湿度が高くなるため、犬は体温を下げようとして「パンティング」と呼ばれるハァハァとした呼吸をします。</p>
<p>そのため、心臓病による呼吸の異常と暑さによる正常なパンティングの違いが分かりにくくなり、受診が遅れてしまうこともあります。</p>
<p>さらに、<span style="color: #3366ff;"><strong>心臓病がある犬では、暑さによって心臓への負担が増え、これまで目立たなかった症状が表れやすくなる</strong></span>場合があります。</p>
<p>以下のような様子が見られる場合は注意が必要です。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・呼吸が普段より早い</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ハァハァする時間が長い</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ゼーゼーと苦しそうな呼吸をする</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・咳が増えた</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・夜間や明け方に咳をする</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・散歩を嫌がるようになった</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・以前より疲れやすい</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・横になって休んでいても呼吸が速い</strong></span></p>
<p>特に、夜間や明け方に続く咳は、僧帽弁閉鎖不全症で見られることがある症状のひとつです。</p>
<p>また「熱中症だと思って来院したところ、検査の結果、心臓病が見つかった」というケースもあります。</p>
<p>もちろん、呼吸が早い原因は心臓病だけではありません。呼吸器の病気や熱中症などが関係している場合もあります。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/272"><strong><u>犬と猫の熱中症のリスクと予防についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong><br /><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/812"><strong><u>犬の熱中症の応急処置などについてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></p>
<p>例えば、<span style="color: #3366ff;"><strong>小型犬では「気管虚脱」によって咳や呼吸が苦しそうになることもあります</strong></span>。症状が似ている病気もあるため、自己判断せず、原因を調べることが大切です。</p>
<p><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/822"><strong><u>犬の気管虚脱についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></p>
<p>呼吸が荒い状態が続く、咳が増えてきたなど、普段と違う様子に気付いたときは、早めの受診をおすすめします。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>僧帽弁閉鎖不全症はどのように診断するの？</strong></h2>
<p>僧帽弁閉鎖不全症が疑われる場合は、症状だけで判断するのではなく、複数の検査を組み合わせて総合的に診断します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜聴診＞</strong><br />まず行うのが聴診です。</p>
<p>僧帽弁閉鎖不全症では、<span style="color: #3366ff;"><strong>血液が逆流することで「心雑音」と呼ばれる特徴的な音が聞こえる</strong></span>ことがあります。心雑音は、飼い主様が症状に気付く前の段階で確認できる場合もあるため、早期発見につながる重要な手がかりです。<br /><br /></p>
<p><strong>＜レントゲン検査＞</strong><br />レントゲン検査では、<span style="color: #3366ff;"><strong>心臓の大きさや肺の状態を確認</strong></span>します。</p>
<p>病気が進行すると心臓が大きくなったり、肺に水がたまる「肺水腫」を起こしたりすることがあります。そのため、現在の病状を把握し、治療方針を検討するうえで欠かせない検査です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜心エコー検査＞</strong><br />心エコー検査では、<span style="color: #3366ff;"><strong>心臓が動く様子をリアルタイムで観察</strong></span>できます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>僧帽弁の状態や血液の逆流の程度、心臓の働きなどを詳しく確認できる</strong></span>ため、診断や病気の進行度を評価するうえで重要な検査です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>当院ではなぜすべての犬に聴診を行うのか</strong></h2>
<p>僧帽弁閉鎖不全症は、病気が進行するまで目立った症状が表れないことも少なくありません。</p>
<p>そのため、飼い主様が異変に気付く前に、診察時の聴診で心雑音が見つかるケースがあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>当院では、来院理由に関わらず、診察時にはすべての犬に聴診と検温を行っています</strong></span>。</p>
<p>例えば、皮膚トラブルやワクチン接種などで来院された際に、聴診によって心雑音が見つかり、詳しい検査へ進んだ結果、僧帽弁閉鎖不全症が判明することもあります。</p>
<p>もちろん、「呼吸が早い」「ゼーゼーしている」「咳が続く」といった症状をきっかけに受診され、心臓病が見つかるケースもあります。</p>
<p>このように、<span style="color: #3366ff;"><strong>症状が出てから見つかる場合と、診察時に偶然見つかる場合のどちらもあるため、当院では毎回の聴診を大切にしています</strong></span>。</p>
<p>小さな変化を見逃さず、早期発見につなげることは、地域のホームドクターとして大切な役割のひとつだと考えています。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>僧帽弁閉鎖不全症の治療｜薬だけではなく複数の選択肢を一緒に考えます</strong></h2>
<p>僧帽弁閉鎖不全症の治療は、病気の進行度や症状に応じて選択します。</p>
<p>治療というと「薬を飲む」というイメージを持たれる方も多いですが、実際には内科治療だけでなく、食事療法や日常生活の見直しなども大切な治療のひとつです。<br /><br /></p>
<p><strong>＜内科治療＞</strong><br />症状や病気の進行度に応じて、<span style="color: #3366ff;"><strong>お薬で心臓への負担を軽減したり、心臓の働きをサポートしたり</strong></span>します。</p>
<p>定期的に診察や検査を行いながら、その時々の状態に合わせて治療内容を調整していきます。<br /><br /></p>
<p><strong>＜食事療法・日常生活の管理＞</strong><br />食事療法も治療の選択肢のひとつです。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>病状に応じて食事内容を見直したり、体重を適切に管理したり</strong></span>することで、心臓への負担を減らせる場合があります。</p>
<p>また、日常生活では心臓に負担をかけない工夫も重要です。</p>
<p>特に夏は暑さによる負担が大きくなるため、<span style="color: #3366ff;"><strong>早朝や夕方の涼しい時間帯に散歩したり、室内の温度管理を行ったり、興奮しすぎないように配慮したり</strong></span>することが大切です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜外科手術という選択肢＞</strong><br />病気が進行した場合には、外科手術が選択肢となることもあります。</p>
<p>外科手術では、<span style="color: #3366ff;"><strong>傷んだ僧帽弁を修復する「僧帽弁形成術」が行われる</strong></span>場合があります。</p>
<p>当院では、内科治療・食事療法・外科治療のいずれかを一方的におすすめするのではなく、それぞれのメリットや注意点を丁寧にご説明し、飼い主様と一緒にその子に合った治療方法を考えることを大切にしています。</p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>外科手術が適していると判断した場合には、東京などの二次診療施設と連携し、循環器外科を専門とする獣医師をご紹介しています</strong></span>。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>夏の「ハァハァ」や咳は、暑さだけが原因とは限りません。中高齢の犬では、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病が隠れている場合があります。</p>
<p>この病気は、早い段階で発見し、状態に応じた治療や日常管理を始めることで、良好な状態を維持できる場合があります。そのため「呼吸が早い」「咳が増えた」「散歩を嫌がるようになった」「疲れやすくなった」といった変化を見逃さないことが大切です。</p>
<p>当院では、来院理由を問わず、すべての犬に聴診と検温を行い、小さな異変も見逃さないよう心がけています。また、治療では内科治療・食事療法・日常管理・必要に応じた二次診療施設での外科治療まで含め、飼い主様と相談しながら、愛犬に合った治療方法を一緒に考えていきます。</p>
<p>小山市・結城市・野木町・間々田周辺で、愛犬の呼吸や咳、心臓について気になることがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<p><strong>■関連する記事はこちらから</strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/423"><strong><u>犬や猫の咳や呼吸が苦しい時｜考えられる原因と緊急性の判断</u></strong></a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/816">犬の僧帽弁閉鎖不全症とは？「呼吸が早い」「咳が出る」その症状、心臓病かもしれません</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>犬の熱中症は命に関わることも｜見逃してはいけないサインと予防のポイント</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/812</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 21 Jul 2026 08:44:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.oyama-rah.com/?p=812</guid>

					<description><![CDATA[<p>「暑い日は気を付けているから大丈夫」と思われる飼い主様も多いのではないでしょうか。 しかし、犬の熱中症は、ちょっとした油断や環境の変化によって発症することがあります。当院でも、今年はすでに熱中症が疑われる重症例が来院して [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「暑い日は気を付けているから大丈夫」と思われる飼い主様も多いのではないでしょうか。</p>
<p>しかし、犬の熱中症は、ちょっとした油断や環境の変化によって発症することがあります。当院でも、今年はすでに熱中症が疑われる重症例が来院しており、本格的な暑さが続くこの時期は、特に注意が必要です。</p>
<p>犬は人よりも暑さに弱く、症状が進行すると命に関わる場合もあります。そのため「少し暑そうだから様子を見よう」と判断している間に、急激に状態が悪化してしまうケースも少なくありません。</p>
<p>特に小山市・結城市・野木町・間々田エリアは、夏になると気温が高くなりやすく、日差しや湿度の影響も受けやすい地域です。散歩や外出だけでなく、室内で過ごしていても熱中症を起こすことがあります。</p>
<p>今回は、犬の熱中症が起こる原因や見逃してはいけない症状、万が一の際の応急処置、日頃からできる予防方法についてご紹介します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/s-blob-v1-IMAGE-HZkDUtNQeYE.png" alt="" class="wp-edited-image" /><br /><br /></p>
<p>■目次<br /><a href="#i1"><u>1.犬の熱中症とは？なぜ起こるの？</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.犬の熱中症で見られる症状とは？</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.熱中症かもしれない時の正しい応急処置</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.熱中症を防ぐために日常生活でできること</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.夏のお出かけや通院時にも熱中症対策を</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>犬の熱中症とは？なぜ起こるの？</strong></h2>
<p>熱中症とは、<span style="color: #3366ff;"><strong>体温調節がうまくできなくなり、体の中に熱がこもってしまう状態</strong></span>です。</p>
<p>人は汗をかくことで体温を下げられますが、犬は全身から汗をかくことがほとんどできません。主に「パンティング」と呼ばれるハァハァという呼吸によって体温を調節しています。</p>
<p>しかし、気温や湿度が高い環境では呼吸だけでは十分に熱を逃がせず、体温が急激に上昇してしまいます。その結果、<span style="color: #3366ff;"><strong>体のさまざまな臓器に負担がかかり、熱中症を引き起こします</strong></span>。</p>
<p>猫にも熱中症はみられますが、散歩や屋外で活動する機会が多い犬のほうが発症するケースは多い傾向があります。また、車での移動やドッグラン、お庭遊びなど、日常生活のさまざまな場面で熱中症になる可能性があります。</p>
<p>特に以下のような犬は熱中症のリスクが高いため、より慎重な管理が必要です。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・フレンチ・ブルドッグやパグなどの短頭種</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・7歳以上のシニア犬</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・子犬</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・肥満傾向の犬</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・心臓病や呼吸器の病気などの持病がある犬</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・被毛が厚い犬</strong></span></p>
<p>なお、気温だけでなく湿度も熱中症の大きな要因です。「今日は30℃ないから大丈夫」と油断せず、蒸し暑い日には十分注意しましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>犬の熱中症で見られる症状とは？</strong></h2>
<p>犬の熱中症は、初期の段階で異変に気づき、早めに対応することが大切です。</p>
<p>初期には以下のような変化が表れることがあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・ハァハァと激しく呼吸をする</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・よだれが多くなる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・落ち着きがなくなる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・水を何度も飲みたがる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・元気がなくなる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・食欲が低下する</strong></span></p>
<p>これらは「少し暑いだけかな」と見過ごされやすい症状ですが、熱中症の初期サインかもしれません。</p>
<p>さらに症状が進行すると、以下のような異常が表れます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・嘔吐や下痢</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・足元がふらつく</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・力が入らず立てなくなる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ぐったりして反応が鈍くなる</strong></span></p>
<p>重症化すると、意識がもうろうとしたり、けいれんを起こしたりすることもあります。最悪の場合には、多臓器に障害が及び、命に関わる危険な状態になることもあります。</p>
<p>「犬が夏にぐったりしている」「呼吸がいつもより荒い」「様子がおかしい」と感じたときは、「もう少し様子を見よう」と考えず、できるだけ早く動物病院へ相談しましょう。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>当院でも、今年はすでに熱中症が疑われる重症例を経験しています</strong></span>。熱中症は短時間で状態が悪化することがあるため、早めの対応が愛犬の命を守ることにつながります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>熱中症かもしれない時の正しい応急処置</strong></h2>
<p>愛犬に熱中症が疑われる症状が表れた場合は、<span style="color: #3366ff;"><strong>できるだけ早く体温を下げながら、速やかに動物病院を受診することが大切</strong></span>です。</p>
<p>まずは、エアコンが効いた室内や日陰など、涼しい場所へ移動させましょう。</p>
<p>そのうえで、常温の水で体をぬらしたり、ぬらしたタオルで体を包んだりして体温を下げます。さらに扇風機やサーキュレーターで風を当てると、効率よく熱を逃がしやすくなります。</p>
<p>特に<span style="color: #3366ff;"><strong>首元や脇の下、内股など、太い血管が通っている部分を中心に冷やす</strong></span>のがおすすめです。</p>
<p>また、意識があり、自分で飲める状態であれば、少量ずつ新鮮な水を飲ませても構いません。</p>
<p>一方で、誤った応急処置によって状態が悪化する場合もあるため注意が必要です。</p>
<p>例えば、以下のような対応は避けましょう。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・氷水を大量にかける</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・保冷剤を直接皮膚に長時間当てる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・無理やり水を飲ませる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・「少し元気になったから」と受診せず様子を見る</strong></span></p>
<p>急激に体を冷やしすぎると、血管が収縮して体の熱が逃げにくくなることがあります。また、無理に水を飲ませると誤嚥につながる恐れもあります。</p>
<p>応急処置によって一時的に元気を取り戻したように見えても、体の中では脱水や臓器へのダメージが進んでいる可能性があります。</p>
<p>そのため、熱中症が疑われる場合は自己判断せず、応急処置を行いながら早めに動物病院を受診してください。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>熱中症を防ぐために日常生活でできること</strong></h2>
<p>犬の熱中症は、毎日の生活を少し工夫することで予防できる場合があります。</p>
<p>特に暑い季節は、散歩や室内環境を見直すことが大切です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜散歩は涼しい時間帯に行う＞</strong><br />真夏の日中は気温だけでなく、地面の温度も非常に高くなります。</p>
<p>アスファルトは人が感じる以上に熱くなり、犬は地面に近い位置を歩くため、熱の影響を受けやすくなります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>散歩はできるだけ早朝や日没後など、気温が比較的低い時間帯を選びましょう</strong></span>。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>散歩へ出かける前には、飼い主様が手でアスファルトを触り、熱くなりすぎていないか確認する</strong></span>習慣をつけることも大切です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜室内でも油断しない＞</strong><br />室内にいる犬でも熱中症になることがあります。窓を開けて風通しを良くするだけでは、気温や湿度が十分に下がらず、熱中症を防げない場合があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>暑い日はエアコンを使用し、室温は20〜25℃程度、湿度は40〜60％を目安</strong></span>に快適な環境を保ちましょう。</p>
<p>なお、犬種や年齢、持病の有無によって快適な環境は異なるため、愛犬の様子を見ながら調整することも大切です。<span style="color: #3366ff;"><strong>留守番中もエアコンを切らず、いつでも新鮮な水を飲める環境を整えておきましょう</strong></span>。<br /><br /></p>
<p><strong>＜車内に犬を残さない＞</strong><br />暑い日の車内は短時間でも急激に温度が上昇します。</p>
<p>「数分だけだから」と思っていても、熱中症になる危険性があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>短時間であっても、エンジンやエアコンを切った車内に犬だけを残すことは避けましょう</strong></span>。</p>
<p>日頃からこうした予防を意識することが、愛犬を熱中症から守るための第一歩です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>夏のお出かけや通院時にも熱中症対策を</strong></h2>
<p>熱中症は散歩中だけでなく、お出かけや動物病院へ向かう途中にも起こることがあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>車で移動する際は、出発前からエアコンで車内を十分に涼しくしておきましょう</strong></span>。</p>
<p>また、<span style="color: #3366ff;"><strong>キャリーやクレートの中は熱がこもりやすいため、風通しを確保する</strong></span>ことも大切です。</p>
<p>長距離を移動する場合は、<span style="color: #3366ff;"><strong>途中で休憩を取りながら、水分補給ができる時間を設ける</strong></span>ようにしましょう。</p>
<p>暑い日の受診やお出かけでは、移動中の暑さにも気を配りながら、上記のような対策を行い、愛犬ができるだけ快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>犬の熱中症は、毎年多くの犬でみられる病気であり、重症化すると命に関わることもあります。これからさらに暑さが厳しくなる時期は、熱中症のリスクが高まるため、普段から対策を心がけることが大切です。</p>
<p>日頃から熱中症の症状や正しい応急処置、予防方法を知っておくことで、愛犬を危険から守れる可能性が高まります。暑い日は散歩の時間帯を工夫したり、室内の温度管理を徹底したりして、熱中症になりにくい環境を整えてあげましょう。</p>
<p>また、散歩だけでなく、お出かけや動物病院への移動中にも熱中症は起こる可能性があります。暑い日の来院時も、車内やキャリー内の温度には十分ご注意ください。</p>
<p>「少し元気がない」「呼吸が荒い」「ぐったりしている」など、普段と違う様子が見られた場合は、自己判断で様子を見続けず、できるだけ早く動物病院へご相談ください。</p>
<p>当院では、地域のホームドクターとして、小山市・結城市・野木町・間々田エリアの飼い主様と愛犬が安心して夏を過ごせるようサポートしております。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<p><strong>■関連する記事はこちらから</strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/272"><strong><u>暑い日は要注意！｜犬と猫の熱中症のリスクと予防について</u></strong></a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/812">犬の熱中症は命に関わることも｜見逃してはいけないサインと予防のポイント</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【獣医師解説】猫に多い慢性腎臓病｜多飲多尿や体重減少に気づいたら</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/792</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Jun 2026 03:47:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.oyama-rah.com/?p=792</guid>

					<description><![CDATA[<p>「最近、愛猫の水を飲む量が増えた気がする」「おしっこの回数が多くなった」「少しずつ痩せてきたかもしれない」 このような変化に気づき、不安を感じている飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。 猫では、水を飲む量や尿量の [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「最近、愛猫の水を飲む量が増えた気がする」<br />「おしっこの回数が多くなった」<br />「少しずつ痩せてきたかもしれない」</p>
<p>このような変化に気づき、不安を感じている飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。</p>
<p>猫では、水を飲む量や尿量の変化の背景にさまざまな病気が隠れていることがあります。その中でも特に注意したいのが、シニア期の猫で多く見られる慢性腎臓病です。</p>
<p>慢性腎臓病は初期には目立った症状が表れにくいため、気づいた時にはすでに病気が進行しているケースも少なくありません。</p>
<p>また、慢性腎臓病は、猫の発症率や死亡率が高い病気として知られています。一方で、早い段階で発見し適切な治療を始めることで、病気の進行を緩やかにし、生活の質（QOL）を維持できる可能性があります。</p>
<p>そこで今回は、猫の慢性腎臓病の初期症状や検査方法、治療方法などについて解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/s-blob-v1-IMAGE-E3pJEBOEeGQ.png" alt="" class="wp-edited-image" /><br /><br /></p>
<p>■目次<br /><a href="#i1"><u>1.猫の慢性腎臓病とは？｜腎臓の働きと病気の特徴</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.見逃したくない初期症状</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.診断方法</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.治療方法</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.ご自宅でできるケア｜飼い主様が日常で意識したいこと</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>猫の慢性腎臓病とは？｜腎臓の働きと病気の特徴</strong></h2>
<p>腎臓は、体内で発生した老廃物を尿として排出したり、水分やミネラルのバランスを整えたりする重要な臓器です。</p>
<p>そのほかにも、血圧の調整や赤血球の産生を助ける働きなど、健康を維持するために欠かせない役割を担っています。</p>
<p>慢性腎臓病とは、<span style="color: #3366ff;"><strong>何らかの原因によって腎臓の機能が少しずつ低下していく病気</strong>です。特に<strong>高齢の猫で多く見られ、10歳を超える頃から発症リスクが高くなる</strong></span>といわれています。</p>
<p>また、慢性腎臓病の特徴は、<span style="color: #3366ff;"><strong>初期にはほとんど症状が表れない</strong></span>点です。猫の腎臓には大きな予備能力があるため、ある程度機能が低下するまで体調の変化として表れにくく、「年齢のせいかな」と見過ごされてしまう場合があります。</p>
<p>しかし、一度失われた腎機能を完全に元の状態まで回復させることは困難です。そのため、慢性腎臓病では早期発見と早期治療が非常に重要になります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>見逃したくない初期症状</strong></h2>
<p>猫の慢性腎臓病の初期には、<span style="color: #3366ff;"><strong>「水をよく飲む」「おしっこの量が増える」といった多飲多尿の症状</strong></span>がよく見られます。</p>
<p>腎機能が低下すると尿を濃縮する能力が弱くなり、体内の水分を十分に保持できなくなります。その結果、薄い尿を大量に排泄するようになり、水分不足を補うために飲水量も増えていきます。</p>
<p>ほかにも、以下のような変化が見られないか確認してみましょう。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・食欲にムラが出てきた</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・少しずつ体重が減ってきた</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・毛並みや毛艶が悪くなった</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・嘔吐する回数が増えた</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・元気がなくなり寝ている時間が長くなった</strong></span></p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/412"><strong><u>犬や猫の食欲不振についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/294"><strong><u>犬や猫の嘔吐についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/302"><strong><u>犬や猫が元気をなくした時に考えられる原因についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong></p>
<p>これらの症状は加齢による変化と思われがちですが、慢性腎臓病の初期サインである場合もあります。</p>
<p>特に飲水量や尿量の変化は、飼い主様が比較的気づきやすいポイントです。小さな変化でも続いている場合は、早めに動物病院に相談しましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>診断方法</strong></h2>
<p>慢性腎臓病の診断では、問診や身体検査だけでなく、以下のような複数の検査結果を組み合わせながら総合的に判断します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜血液検査＞</strong><br />まず、腎機能の指標となる<span style="color: #3366ff;"><strong>クレアチニンや尿素窒素（BUN）などの数値を確認</strong></span>します。また近年では、<span style="color: #3366ff;"><strong>SDMAという検査項目も広く活用されており、従来の検査項目よりも早い段階で腎機能の低下を検出できる</strong></span>可能性があるため、慢性腎臓病の早期発見に役立っています。<br /><br /></p>
<p><strong>＜尿検査＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>尿の濃さやタンパク尿の有無を確認</strong></span>し、腎臓の働きを評価します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜血圧測定＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>高血圧は腎臓病の進行に影響を与えるため、必要に応じて血圧を測定</strong></span>します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜超音波（エコー）検査＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>必要に応じて、腎臓の大きさや形状を確認し、結石や腫瘍の有無などを評価</strong></span>します。<br /><br /></p>
<p>慢性腎臓病は症状が表れてから発見されることも多い病気ですが、健康診断によって早期に見つかるケースもあります。</p>
<p>そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>シニア期に入った猫では半年に1回を目安に健康診断を受ける</strong></span>ことをおすすめします。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/265"><strong><u>犬と猫の健康診断についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong></p>
<p>なお、当院ではインフォームドコンセントを大切にし、検査の目的や結果を丁寧にご説明しながら、ご納得いただいたうえで治療を進めています。</p>
<h2 id="i4"><strong>治療方法</strong></h2>
<p>慢性腎臓病は完治を目指す病気というよりも、進行をできるだけ緩やかにしながら穏やかな生活を維持することを目的に治療を行います。</p>
<p>病気の進行度や症状によって治療内容は異なりますが、主に以下のような方法が行われます。<br /><br /></p>
<p><strong>＜腎臓病用療法食による食事管理＞</strong><br />慢性腎臓病の治療で最も重要とされているのが食事管理です。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>腎臓病用の療法食は、腎臓への負担となるリンやタンパク質の量を調整しながら、必要な栄養素を摂取できる</strong></span>よう設計されています。</p>
<p>病気の進行を抑えるうえで中心となる治療のひとつです。<br /><br /></p>
<p><strong>＜皮下点滴による脱水対策＞</strong><br />腎機能が低下すると尿量が増えやすくなり、脱水状態になりやすくなります。</p>
<p>そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>病状に応じて皮下点滴を行い、水分補給をサポート</strong></span>する場合があります。<br /><br /></p>
<p><strong>＜吐き気や食欲低下に対する内服治療＞</strong><br />慢性腎臓病が進行すると、老廃物の蓄積によって吐き気や食欲不振が表れることがあります。</p>
<p>そのような場合には、<span style="color: #3366ff;"><strong>吐き気止めや胃腸の働きを補助する薬</strong></span>などを使用します。<br /><br /></p>
<p><strong>＜血圧やリンの数値を整える治療＞</strong><br />高血圧や高リン血症（血液中のリンというミネラルが増えている状態）は、腎臓への負担をさらに大きくする要因になります。</p>
<p>そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>必要に応じて降圧薬やリン吸着剤などを使用</strong></span>しながら管理を行います。</p>
<p><br />また、慢性腎臓病では、腎臓の血管や組織に炎症やダメージが蓄積することで、腎機能の低下が進行していきます。そのため、腎臓の血管内皮を保護したり、炎症を抑えたりすることで、<span style="color: #3366ff;"><strong>腎組織の線維化（腎臓が硬くなって機能を失っていく変化）を抑えることを目的とした薬</strong></span>が使用されることもあります。</p>
<p>こうした治療を組み合わせながら、腎機能の低下をできるだけ緩やかにし、生活の質を維持することを目指します。</p>
<p>また、近年では慢性腎臓病に対する新しい研究も進んでいます。今後は新たな治療薬の実用化も期待されており、治療の選択肢がさらに広がる可能性があります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>ご自宅でできるケア｜飼い主様が日常で意識したいこと</strong></h2>
<p>慢性腎臓病の管理では、以下のようなご家庭での観察やケアも非常に重要です。<br /><br /></p>
<p><strong>◆日々の観察</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>飲水量や尿量、体重、食欲などを定期的</strong><strong>に確認</strong></span>すると、小さな変化にも気づきやすくなります。<br /><br /></p>
<p><strong>◆飲水環境の工夫</strong><br />水を飲みやすい環境づくりも大切です<strong>。<span style="color: #3366ff;">複数の場所に水飲み場を設置したり、器の素材を変えたり、自動給水器を利用したり</span></strong>すると、飲水量の維持につながる場合があります。<br /><br /></p>
<p><strong>◆療法食への移行</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>療法食への切り替えは急がず進める</strong></span>ことが重要です。猫によって好みや体調が異なるため、<span style="color: #3366ff;"><strong>獣医師と相談しながら少しずつ移行する</strong></span>と受け入れやすくなります。<br /><br /></p>
<p>さらに、<span style="color: #3366ff;"><strong>定期的な通院や検査を継続する</strong></span>ことで、病状の変化を早期に把握しやすくなります。</p>
<p>飼い主様だけで悩まず、気になる症状があれば早めにご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>猫の慢性腎臓病は、シニア期の猫で非常に多く見られる病気です。特に多飲多尿は早期から表れやすい症状であり、飼い主様が異変に気づく重要なきっかけになります。</p>
<p>慢性腎臓病は完治が難しい病気ですが、早期発見と適切な治療によって進行を緩やかにし、愛猫が快適に過ごせる時間を支えられる可能性があります。</p>
<p>また、「年齢のせいかもしれない」と感じる変化の中に、病気のサインが隠れている場合もあります。水を飲む量や尿量の変化、体重減少などが気になる場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。</p>
<p>なお、当院では飼い主様との対話を大切にしながら、その子の状態に合わせた検査や治療をご提案しております。小山市、結城市、野木町、間々田周辺で愛猫の健康について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<p><strong>■関連する記事はこちらから</strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/757"><strong><u>猫の腎臓が大きいと言われたら｜腎不全だけではない「腎リンパ腫」とエコー検査の重要性</u></strong></a></strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/435"><strong><u>高齢の犬や猫の健康管理｜獣医師が教える4つの生活改善ポイント</u></strong></a></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/792">【獣医師解説】猫に多い慢性腎臓病｜多飲多尿や体重減少に気づいたら</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>犬の耳が臭う・赤い・かゆい｜繰り返す外耳炎の原因と新しい治療薬について</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/786</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Jun 2026 03:38:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「最近、愛犬が耳をよくかいている」「耳から嫌なにおいがする」「治療したのに、また外耳炎になってしまった」 このような症状にお悩みの飼い主様も多いのではないでしょうか。 犬の外耳炎は動物病院でもよく見られる病気の一つです。 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「最近、愛犬が耳をよくかいている」<br />「耳から嫌なにおいがする」<br />「治療したのに、また外耳炎になってしまった」</p>
<p>このような症状にお悩みの飼い主様も多いのではないでしょうか。</p>
<p>犬の外耳炎は動物病院でもよく見られる病気の一つです。また、一度治療して改善しても、しばらくすると再発してしまうケースも少なくありません。</p>
<p>特に梅雨から夏にかけては湿度が高くなるため、耳の中が蒸れやすくなります。その結果、細菌や酵母菌が増殖しやすくなり、外耳炎が悪化したり再発したりする傾向があります。</p>
<p>また、外耳炎を繰り返す背景には、耳の環境だけではなく、アレルギー体質や皮膚疾患などが関係している場合もあります。</p>
<p>そのため、「薬を使えば治る病気」と考えるのではなく、再発の原因まで含めて考えることが大切です。</p>
<p>今回は犬の外耳炎について、外耳炎を繰り返す原因や治療薬の選択肢、ご自宅でできる予防方法などを解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/s-blob-v1-IMAGE-f7gqrsCP9Gg.png" alt="" class="wp-edited-image" /><br /><br /></p>
<p>■目次<br /><a href="#i1"><u>1.犬の外耳炎ってどんな病気？｜よくある症状と特徴</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.なぜ繰り返すの？｜梅雨から夏に悪化しやすい原因</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.外耳炎は自然に治る？｜受診したほうがよいサイン</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.外耳炎の検査方法・治療方法</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.外耳炎を繰り返さないために｜おうちでできる予防とケア</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>犬の外耳炎ってどんな病気？｜よくある症状と特徴</strong></h2>
<p>外耳炎とは、<strong>耳の入り口から鼓膜までの「外耳」に炎症が起こる病気</strong>です。<br />犬では非常によく見られる病気で、軽度のうちは気づきにくい場合もあります。</p>
<p>外耳炎になると、以下のような症状が表れます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳を頻繁にかく</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・頭を何度も振る</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳の中が赤くなっている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳垢が増える</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳から強いにおいがする</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳を触られるのを嫌がる</strong></span></p>
<p>初期段階では「少し耳を気にしているだけ」と感じる場合もあります。しかし、症状が進行すると強いかゆみや痛みを伴い、生活の質にも影響を及ぼします。</p>
<p>また、耳の形状によって発症しやすさが異なる点も特徴です。</p>
<p>例えば、以下のような垂れ耳の犬種は耳の中が蒸れやすく、外耳炎のリスクが高い傾向があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・コッカー・スパニエル</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ゴールデン・レトリーバー</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ラブラドール・レトリーバー</strong></span></p>
<p>さらに、耳毛が多い犬種も通気性が悪くなりやすいため注意が必要です。</p>
<p>外耳炎を長期間繰り返していると、耳道が厚くなったり狭くなったりする場合があります。こうした状態になると薬が耳の奥まで届きにくくなり、治療が長引く原因になることもあります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>なぜ繰り返すの？｜梅雨から夏に悪化しやすい原因</strong></h2>
<p>「外耳炎は治療すると良くなるのに、また再発してしまう」といったお悩みを抱える飼い主様は少なくありません。</p>
<p>その背景には、以下のように複数の原因が関係している場合があります。<br /><br /></p>
<p><strong>＜湿気による細菌やマラセチアの増殖＞</strong><br />梅雨から夏にかけては湿度が高くなります。</p>
<p>耳の中はもともと閉鎖的な環境ですが、<span style="color: #3366ff;"><strong>湿気が加わることで細菌やマラセチアと呼ばれる酵母菌が増殖しやすくなります</strong></span>。</p>
<p>これらの微生物が増えると炎症が悪化し、外耳炎が再発する原因になります。<br /><br /></p>
<p><strong>＜シャンプーや水遊びによる影響＞</strong><br />シャンプーや水遊びの後に耳の中へ水分が残ることもあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>耳の中が湿った状態のままになると、細菌やマラセチアが繁殖しやすい</strong></span>環境が作られてしまいます。</p>
<p>そのため、シャンプー後や水遊び後は耳の状態にも注意が必要です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜アレルギーやアトピー性皮膚炎＞</strong><br />外耳炎を何度も繰り返す犬では、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎が関係しているケースもあります。</p>
<p>耳の皮膚は全身の皮膚とつながっています。そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>皮膚トラブルの一症状として耳の炎症が表れる</strong></span>ことも珍しくありません。</p>
<p>特に皮膚のかゆみや赤みを伴う場合は、耳だけでなく全身の状態も確認する必要があります。</p>
<p><strong><u><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/776">犬のアトピー・アレルギーの最新治療についてより詳しく知りたい方はこちら</a><br /><br /></u></strong></p>
<p><strong>＜耳掃除のしすぎ＞</strong><br />耳を清潔に保とうとして<span style="color: #3366ff;"><strong>頻繁に耳掃除を行うと、耳の皮膚を傷つけてしまう</strong></span>場合があります。</p>
<p>その結果、かえって炎症が悪化し、外耳炎を繰り返しやすくなることがあります。</p>
<p>耳掃除は回数が多ければ良いわけではありません。犬によって適切な頻度やケア方法が異なるため、獣医師に相談しましょう。<br /><br /></p>
<p><strong>＜自己判断による治療の中断＞</strong><br />外耳炎の症状が改善したように見えても、耳の中には炎症が残っている場合があります。</p>
<p>その段階で治療を中断すると、<span style="color: #3366ff;"><strong>残っていた細菌やマラセチアが再び増殖し、症状がぶり返してしまう</strong></span>ことがあります。<br /><br /></p>
<p>外耳炎は見た目だけで完治を判断できない病気です。そのため、獣医師の指示に従って治療を継続することが大切です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>外耳炎は自然に治る？｜受診したほうがよいサイン</strong></h2>
<p>耳垢が少し増えていたり、耳を気にしていたりすると、「もう少し様子を見ても大丈夫かな」と考える飼い主様もいらっしゃるかもしれません。</p>
<p>しかし、見た目からでは軽い耳の汚れと外耳炎を見分けるのは簡単ではありません。様子を見ている間に症状が進行し、治療が長引いてしまうケースもあります。</p>
<p>特に以下のような症状が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳の赤みが強い</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・黒っぽい耳垢が増えている</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・強いにおいがする</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳を触ると痛がる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・頭を頻繁に振る</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳を触らせてくれない</strong></span></p>
<p>また、繰り返す外耳炎では耳の奥まで炎症が広がっている場合もあります。</p>
<p>さらに、<span style="color: #3366ff;"><strong>慢性化すると耳道が狭くなり、点耳薬が入りにくくなる</strong></span>こともあります。その結果、治療の難易度が高くなる可能性があります。</p>
<p>なお、他院で治療を続けていたものの改善が乏しく、セカンドオピニオンとしてご相談いただくケースもあります。</p>
<p>そのような場合は、これまでの治療内容を確認しながら、再発の原因を改めて見直していきます。</p>
<p>外耳炎は早期発見・早期治療が大切です。「いつもの外耳炎だから」と自己判断せず、気になる症状がある場合は早めに動物病院へ相談しましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>外耳炎の検査方法・治療方法</strong></h2>
<p>外耳炎の治療では、まず原因を特定することが大切です。</p>
<p>外耳炎と一言でいっても、細菌が関係している場合もあれば、マラセチアが増殖している場合もあります。また、アレルギーや皮膚疾患が背景に隠れているケースもあります。</p>
<p>そのため、症状だけを見て治療するのではなく、検査で耳の状態を詳しく調べながら治療方針を決定していきます。<br /><br /></p>
<p><strong>＜検査方法＞</strong><br />外耳炎の診断では、まず耳の中を観察します。そのうえで耳垢を採取し、顕微鏡で確認する耳垢検査を行います。<br /><br /></p>
<p>耳垢検査では、以下を確認できます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・細菌が増えていないか</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・マラセチアが増殖していないか</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・炎症がどの程度起きているか</strong></span></p>
<p>検査結果をもとに、それぞれの犬に適した治療法を選択していきます。<br /><br /></p>
<p><strong>＜一般的な外耳炎の治療方法＞</strong><br />外耳炎の治療では、耳洗浄や点耳薬を中心に行います。</p>
<p>耳の中に汚れや耳垢が多くたまっている場合は、まず<span style="color: #3366ff;"><strong>耳洗浄</strong></span>で環境を整えます。その後、炎症や感染の状態に応じて<span style="color: #3366ff;"><strong>点耳薬</strong></span>を使用します。</p>
<p>また、炎症が強い場合や耳の奥まで病変が広がっている場合には、<span style="color: #3366ff;"><strong>飲み薬</strong></span>を併用することもあります。</p>
<p>外耳炎は耳の状態や原因、性格などを考慮しながら、その子に合った治療方法を選択することが重要です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜新しい治療の選択肢｜長期間効果が持続する点耳薬＞</strong><br />近年では、長期間効果が持続するタイプの点耳薬が登場しています。</p>
<p>代表的な薬として、以下があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・ネプトラ</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・オスルニア</strong></span></p>
<p>これらの薬は、従来のように<span style="color: #3366ff;"><strong>毎日点耳する必要がなく、少ない投薬回数で治療できる</strong></span>点が特徴です。</p>
<p>外耳炎の治療では、ご自宅で毎日点耳を続ける必要があるケースも少なくありません。</p>
<p>しかし、「耳を触られるのを嫌がる」「点耳のたびに逃げてしまう」「薬を入れるのが難しい」といったお悩みを抱える飼い主様も多くいらっしゃいます。</p>
<p>また、犬にとっても毎日の点耳がストレスになる場合があります。</p>
<p>長期間効果が持続する点耳薬は、こうした負担を軽減できる可能性があります。</p>
<p>ほかにも、<span style="color: #3366ff;"><strong>通院回数や投薬回数を減らせる</strong></span>ケースもあるため、飼い主様と愛犬の双方にとってメリットのある選択肢となっています。</p>
<p>ただし、すべての外耳炎に適応できるわけではありません。耳の状態や炎症の程度によって適した治療法は異なります。</p>
<p>そのため、獣医師と相談しながら治療方法を選択することが大切です。<br /><br /></p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院では治療内容や使用する薬の特徴について丁寧にご説明し、飼い主様にご理解・ご納得いただいたうえで治療を進めるよう心がけています</strong></span>。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>外耳炎を繰り返さないために｜おうちでできる予防とケア</strong></h2>
<p>外耳炎は治療によって改善しても、再発してしまう場合があります。<br />そのため、日頃から耳の状態をチェックし、再発を予防することも大切です。</p>
<p>まずは、耳の変化を観察する習慣をつけましょう。</p>
<p>チェックしていただきたいポイントは、以下の通りです。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳の赤み</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳垢の量や色</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳のにおい</strong></span></p>
<p>これらの変化に早く気づければ、症状が悪化する前に受診できる可能性が高まります。</p>
<p>また、外耳炎の再発を防ぐためには、日頃の生活の中で耳や皮膚の状態を適切に管理することが大切です。ここでは、ご家庭で意識していただきたい予防やケアのポイントをご紹介します。<br /><br /><strong>＜シャンプー後や雨の日のケア＞</strong><br />シャンプー後や雨の日の散歩後は耳の中が蒸れやすくなります。そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>水分が残らないように注意</strong></span>しましょう。<br /><br /></p>
<p><strong>＜耳掃除のしすぎに注意＞</strong><br />前述したように、耳を気にするあまり頻繁に耳掃除を行うのはおすすめできません。過度な耳掃除は耳の皮膚を傷つけたり、炎症を悪化させたりする原因になるためです。適切な耳掃除の頻度は犬によって異なるため、<span style="color: #3366ff;"><strong>自己流で行うのではなく、動物病院で愛犬に合ったケア方法を確認する</strong></span>と安心です。<br /><br /></p>
<p><strong>＜皮膚の健康管理も大切＞</strong><br />アレルギーやアトピー性皮膚炎などが関係している場合は、皮膚の管理も重要になります。<span style="color: #3366ff;"><strong>耳だけではなく全身の皮膚状態を整える</strong></span>ことで、外耳炎が安定するケースもあります。</p>
<p>ご自宅では、<span style="color: #3366ff;"><strong>獣医師の指導のもとで定期的なシャンプーや保湿ケアを行い、皮膚を清潔で健康な状態に保つ</strong></span>ことが大切です。また、<span style="color: #3366ff;"><strong>食事管理やアレルゲン対策</strong></span>が必要になる場合もあるため、愛犬の体質に合わせたケアを継続していきましょう。</p>
<p><br />なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院併設のトリミング施設では、オゾンシャワーやマイクロバブルを導入</strong></span>しています。</p>
<p>皮膚や被毛を清潔に保つサポートを行いながら、耳や皮膚の状態を確認し、外耳炎や皮膚トラブルの早期発見につなげています。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/trimming"><strong><u>当院のトリミングについてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/442"><strong><u>犬や猫のトリミングの基本についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a><br /><br /><br /></strong></p>
<h2 id="i6"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>犬の外耳炎は、湿気による耳の蒸れだけではなく、細菌やマラセチアの増殖、アレルギー体質、皮膚疾患など、さまざまな要因が関係して発症します。</p>
<p>特に梅雨から夏にかけては外耳炎が悪化しやすいため、耳の赤みやにおい、耳垢の増加などの変化に注意することが大切です。</p>
<p>また、外耳炎を繰り返している場合は、単に薬で症状を抑えるだけではなく、再発の原因を見つけて対策していく必要があります。</p>
<p>近年では、ネプトラやオスルニアといった長期間効果が持続する点耳薬も登場し、ご自宅での投薬負担や愛犬のストレスを軽減できる選択肢が増えています。</p>
<p>愛犬と飼い主様の負担を少しでも減らしながら、無理なく治療を続けていくことが、外耳炎と上手に付き合うためのポイントです。</p>
<p>なお、当院では耳垢検査による原因の確認から治療方法のご提案、再発予防のためのケアまで、飼い主様にしっかりとご説明しながら診療を行っています。地域のホームドクターとして、愛犬と飼い主様に寄り添った診療を心がけておりますので、気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。<br /><br /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/786">犬の耳が臭う・赤い・かゆい｜繰り返す外耳炎の原因と新しい治療薬について</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【獣医師解説】犬のアトピー・アレルギーの最新治療｜かゆみを抑えるお薬の選択肢とは？</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/776</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Jun 2026 03:23:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.oyama-rah.com/?p=776</guid>

					<description><![CDATA[<p>「毎年同じ時期になると皮膚が赤くなる」「薬を飲むとかゆみは落ち着くけれど、やめるとまた掻き始めてしまう」「足先をずっとなめていて心配」 このようなお悩みを抱えている飼い主様は少なくありません。 特に梅雨から夏にかけては湿 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「毎年同じ時期になると皮膚が赤くなる」<br />「薬を飲むとかゆみは落ち着くけれど、やめるとまた掻き始めてしまう」<br />「足先をずっとなめていて心配」</p>
<p>このようなお悩みを抱えている飼い主様は少なくありません。</p>
<p>特に梅雨から夏にかけては湿度が高くなり、犬の皮膚トラブルが増えやすい季節です。気温や湿度の上昇によって皮膚環境が変化し、もともとアトピーやアレルギー体質を持つ犬では症状が悪化しやすくなります。</p>
<p>犬のアトピーやアレルギーは、単なる皮膚の赤みだけではありません。強いかゆみによって眠れなくなったり、体を掻き続けたりすることで、日常生活の質にも大きく影響する病気です。</p>
<p>実際に、当院でも梅雨から夏にかけて「体をかゆがる」「耳を掻いている」「足先をなめ続ける」といった皮膚トラブルのご相談が増える傾向があります。一方で、近年は治療法の選択肢が広がり、以前よりもかゆみをコントロールしやすくなっています。</p>
<p>そこで今回は、犬のアトピーやアレルギー性皮膚炎の特徴や原因、検査方法、そして近年注目されている治療薬などについて解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/s-blob-v1-IMAGE-8HBf-JejEhU.png" alt="" class="wp-edited-image" /></p>
<p><br />■目次<br /><a href="#i1"><u>1.犬のアトピー・アレルギー性皮膚炎とは？｜よく見られる症状と特徴</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.犬のアトピーと食物アレルギーの違いと「かゆみ」以外の皮膚症状</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.なぜかゆみが続くの？｜犬のアトピーやアレルギーの原因</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.検査方法と診断の流れ</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.犬のアトピー・アレルギーの最新治療｜お薬にはどんな選択肢がある？</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.ご自宅でできる皮膚ケア｜毎日の積み重ねが皮膚を守る</u></a><br /><a href="#i7"><u>7.小山レリーフ動物病院の皮膚科診療への取り組み｜飼い主様と一緒に向き合う治療を大切に</u></a><br /><a href="#i8"><u>8.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>犬のアトピー・アレルギー性皮膚炎とは？｜よく見られる症状と特徴</strong></h2>
<p>犬のアトピー性皮膚炎は、アレルギー体質が関係する慢性的な皮膚疾患です。</p>
<p>皮膚には本来、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ「バリア機能」が備わっています。しかし、アトピー体質の犬ではこの機能が低下しやすく、さまざまな刺激に過敏に反応して炎症やかゆみが起こります。</p>
<p>症状は犬によって異なりますが、以下のような変化がよく見られます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・足先をなめ続ける</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳を頻繁に掻く</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・顔を床や家具にこすりつける</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・お腹や脇の皮膚が赤くなる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・体をしきりに掻く</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・脱毛がみられる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・皮膚が黒ずんだり厚くなったりする</strong></span></p>
<p>特に若いうちから症状が表れるケースが多く、<span style="color: #3366ff;"><strong>季節によって悪化と改善を繰り返す</strong></span>傾向があります。</p>
<p>さらに、<span style="color: #3366ff;"><strong>かゆみが続くと皮膚を掻き壊してしまい、細菌感染や外耳炎を繰り返す</strong></span>原因になる場合もあります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>犬のアトピーと食物アレルギーの違いと「かゆみ」以外の皮膚症状</strong></h2>
<p>飼い主様からよくいただく質問のひとつが、「アトピーと食物アレルギーはどう違うのか？」というものです。</p>
<p>どちらもかゆみや皮膚炎を引き起こすため似ているように見えますが、原因には以下のように違いがあります。<br /><br /></p>
<p><strong>◆アトピー性皮膚炎</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>ダニやハウスダスト、花粉など環境中のアレルゲンが関係</strong></span>する病気です。</p>
<p><strong><br />◆食物アレルギー</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>特定の食材に対する免疫反応</strong></span>によって起こります。</p>
<p><br />ただし、実際の診療では両方が関係しているケースもあります。そのため、症状だけで判断するのではなく、検査や経過を確認しながら総合的に診断していく必要があります。</p>
<p><strong><br />＜かゆみ以外にも見られる皮膚症状とは？＞</strong><br />アトピーやアレルギーというと、「かゆみ」のイメージが強いかもしれません。しかし、初期の段階では飼い主様がかゆみに気づきにくい場合もあります。</p>
<p><br />例えば、初期では以下のような変化がみられることがあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・フケが増える</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・被毛のつやがなくなる</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・皮膚がベタつく</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・耳の汚れが増える</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・同じ場所の脱毛を繰り返す</strong></span></p>
<p>こうした症状が続いている場合は、アトピーやアレルギーが隠れている可能性も考えられます。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>なぜかゆみが続くの？｜犬のアトピーやアレルギーの原因</strong></h2>
<p>犬のアトピーやアレルギーによるかゆみは、ひとつの原因だけで起こるわけではありません。</p>
<p>代表的な原因としては、以下のようなアレルゲンが挙げられます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・ダニ</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・ハウスダスト</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・花粉</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・カビ</strong></span></p>
<p>これらに加えて、<span style="color: #3366ff;"><strong>皮膚のバリア機能の低下や体質、遺伝的な要因</strong></span>なども関係しています。また、食事の内容や生活環境が影響している場合もあります。</p>
<p>そのため、「花粉だけ」「フードだけ」といった単純な話ではなく、複数の要因が重なり合って症状が表れるケースが多く見られます。</p>
<p>さらに、梅雨時期は湿度が高くなることで皮膚が蒸れやすくなります。<span style="color: #3366ff;"><strong>皮脂バランスが乱れたり、細菌が増殖しやすくなったり</strong></span>するため、アトピーやアレルギーの症状が悪化することも少なくありません。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>検査方法と診断の流れ</strong></h2>
<p>犬のアトピーやアレルギーの診断では、まず丁寧な問診が欠かせません。診察の際に飼い主様から詳しくお話を伺いながら、症状の経過を確認しています。</p>
<p>例えば、以下を丁寧に確認します。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・いつ頃からかゆみが始まったのか</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・どの部位を気にしているのか</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・季節による変化はあるのか</strong></span><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>・現在までにどのような治療を受けてきたのか</strong></span></p>
<p>そのうえで、アトピーやアレルギー以外の病気が隠れていないかを調べていきます。</p>
<p>皮膚の赤みやかゆみは、ノミアレルギーや真菌感染症、膿皮症、寄生虫疾患などでも起こるためです。</p>
<p>そのため、まずは<span style="color: #3366ff;"><strong>皮膚検査や顕微鏡検査</strong></span>などを行い、これらの病気を除外しながら診断を進めます。</p>
<p><strong><br />＜アトピー性皮膚炎が疑われる場合＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>症状が現れる部位や発症年齢、慢性的な経過などを総合的に評価します</strong></span>。アトピーは特定の検査だけで確定できる病気ではなく、他の皮膚疾患を除外したうえで診断することが重要です。</p>
<p><strong><br />＜アレルギーが疑われる場合＞</strong><br /><strong><span style="color: #3366ff;">アレルギーの原因となる食材を特定するために食事療法を行いま</span>す</strong>。一定期間、アレルゲンとなりにくい療法食や加水分解食を与え、症状の変化を確認することで診断を進めていきます。</p>
<p><br />また、環境アレルゲンとの関連を調べるために、必要に応じて<span style="color: #3366ff;"><strong>血液検査によるアレルゲン検査</strong></span>を実施する場合もあります。これにより、ハウスダストやダニ、花粉などに対する反応を確認できることがあります。</p>
<p>ただし、アレルゲン検査の結果だけでアトピーやアレルギーを確定診断することはできません。症状や経過、各種検査結果を総合的に判断しながら診断していきます。</p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院ではインフォームドコンセントを大切にしており、検査の目的や必要性についてわかりやすくご説明したうえで診療を進めています</strong></span>。</p>
<p>飼い主様に十分ご理解・ご納得いただきながら、その子に合った治療方針を一緒に考えていくよう心掛けています。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>犬のアトピー・アレルギーの最新治療｜お薬にはどんな選択肢がある？</strong></h2>
<p>犬のアトピー・アレルギー性皮膚炎の治療は、近年大きく進歩しています。</p>
<p>以前はステロイドを中心とした治療が一般的でしたが、現在では以下のようにさまざまな治療薬が登場し、それぞれの犬の症状や生活スタイルに合わせた治療を選択できるようになりました。<br /><br /><strong>＜ステロイド治療＞</strong><br />ステロイドは、<span style="color: #3366ff;"><strong>炎症やかゆみを強力に抑える作用を持つ薬</strong></span>です。</p>
<p>症状が急激に悪化した場合や、強いかゆみによって生活に支障が出ている場合などに使用されることがあります。</p>
<p>比較的早く効果が期待できる一方で、長期間使用すると、水を飲む量やおしっこの量が増える、食欲が増す、体重が増加しやすくなるなどの副作用がみられる場合があります。</p>
<p>そのため、現在では症状や治療期間に応じて使用量や投与期間を調整しながら活用するケースが一般的です。</p>
<p><strong><br />＜アポキルなどの飲み薬＞</strong><br />近年、犬のアトピーやアレルギーによるかゆみの治療薬として広く使用されているのが「アポキル」です。</p>
<p>アポキルは、<span style="color: #3366ff;"><strong>かゆみを引き起こす炎症反応に働きかける薬</strong></span>で、比較的速やかな効果が期待できます。</p>
<p>従来の治療薬とは作用の仕組みが異なるため、症例によっては長期的な管理に役立つ場合もあります。</p>
<p>また、日常生活への影響が少なくなり、以前より快適に過ごせるようになった犬も少なくありません。</p>
<p>ただし、すべての犬に同じような効果が得られるわけではないため、症状や体質を確認しながら使用することが重要です。</p>
<p><strong><br />＜注射タイプの治療＞</strong><br />近年では、アトピー性皮膚炎によるかゆみを抑える注射タイプの治療薬も利用されています。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>飲み薬が苦手な犬や、毎日の投薬が難しいご家庭では、有効な選択肢となる</strong></span>場合があります。</p>
<p>注射によってかゆみの原因物質に働きかけるため、症例によっては良好なコントロールが期待できます。</p>
<p>投与間隔や効果の持続期間には個体差があるため、診察を行いながら適切な治療計画を立てていきます。</p>
<p><strong><br />＜スキンケアや食事療法＞</strong><br />アトピーやアレルギーの治療では、薬だけに頼るのではなく、皮膚環境を整える取り組みも欠かせません。</p>
<p>例えば、<span style="color: #3366ff;"><strong>低アレルゲン食を活用したり、皮膚の状態に合わせたシャンプーを行ったり</strong></span>することで、症状の改善が期待できる場合があります。また、保湿ケアによって皮膚バリア機能をサポートすることも重要です。</p>
<p><br />薬による治療とスキンケア、さらに生活環境の見直しを組み合わせることで、より安定した状態を目指せるようになります。</p>
<p>そして、アトピーやアレルギーの治療では、一度治療方針を決めたら終わりではありません。</p>
<p>症状の変化に合わせて定期的に状態を確認し、その都度、治療内容を見直しながら調整していくことが大切です。</p>
<p>また、治療の目的は一時的にかゆみを抑えることだけではなく、「かゆみが出にくい状態を維持すること」にあります。</p>
<p>そのため、症状の程度や年齢、体質、生活環境などを総合的に考慮しながら、その子に合った治療方法を選択していきます。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>ご自宅でできる皮膚ケア｜毎日の積み重ねが皮膚を守る</strong></h2>
<p>アトピーやアレルギーの管理では、ご自宅でのケアも重要な役割を担います。</p>
<p>どれだけ適切な治療薬を使用していても、生活環境や皮膚の状態が悪化すると症状が強く表れる場合があるためです。</p>
<p>ご自宅で取り組めるケアとしては、以下のようなものがあります。</p>
<p><strong><br />◆生活環境の清掃</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>寝具を定期的に洗濯したり、室内をこまめに掃除したり</strong></span>することで、ハウスダストやダニの量を減らしやすくなります。</p>
<p><strong><br />◆ブラッシングの習慣化</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>定期的にブラッシングを行う</strong></span>ことで、被毛や皮膚の異常に早く気付けるようになります。</p>
<p><strong><br />◆シャンプー・保湿ケア</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>皮膚を清潔に保ち、バリア機能をサポート</strong></span>することも大切です。ご自宅でのシャンプーやスキンケアが難しい場合は、動物病院やトリミングサロンなどの専門スタッフに相談しながらケアを行うのもおすすめです。</p>
<p><br />なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院では、皮膚ケアの一環としてオゾンシャワーやマイクロバブルを導入</strong></span>しています。</p>
<p>オゾンシャワーは皮膚や被毛を清潔に保つサポートが期待でき、マイクロバブルは毛穴の奥の汚れや余分な皮脂を洗い流しやすくします。</p>
<p><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/trimming"><strong><u>当院のトリミングについてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/442"><strong><u>犬や猫のトリミングの基本についてより詳しく知りたい方はこちら</u></strong></a></strong></p>
<p>こうしたケアを治療と組み合わせることで、皮膚環境の維持につながる場合があります。</p>
<p>また、アトピーやアレルギーは薬だけで管理する病気ではありません。日常生活の積み重ねも、症状の安定に大きく関わっています。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i7"><strong>小山レリーフ動物病院の皮膚科診療への取り組み｜飼い主様と一緒に向き合う治療を大切に</strong></h2>
<p>犬のアトピーやアレルギー性皮膚炎は、完治を目指すというよりも、症状をコントロールしながら上手に付き合っていく病気です。</p>
<p>そのためには、愛犬の状態を継続的に確認しながら、その時々に合った治療を選択していく必要があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>当院では、皮膚科やアレルギー診療に関する専門セミナーへ継続的に参加し、最新の知見や治療方法について学び続けています</strong></span>。</p>
<p>より適切な診療をご提供できるよう、皮膚科診療に関する知識や技術の研鑽を継続して行っております。</p>
<p>また、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院ではインフォームドコンセントを大切にしています</strong></span>。検査や治療の内容をできるだけわかりやすくご説明し、飼い主様にご理解・ご納得いただいたうえで診療を進めるよう心掛けています。</p>
<p>「最近かゆみが増えてきた」<br />「今の治療を続けていても改善がみられない」<br />「別の治療法についても相談してみたい」</p>
<p>そのような場合は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。<br />飼い主様と一緒に考えながら、その子に合った治療方法をご提案いたします。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i8"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>犬のアトピー・アレルギー性皮膚炎は、体質や環境、アレルゲンなど複数の要因が関係する慢性的な皮膚トラブルです。</p>
<p>「ずっと体を掻いている」「季節によって症状が悪化する」「足先や耳を頻繁になめたり掻いたりしている」といった変化がみられる場合は、早めに動物病院を受診し、原因を特定することが大切です。</p>
<p>また、現在はアポキルをはじめとした内服薬や注射製剤など、かゆみをコントロールするための治療薬の選択肢が増えています。また、スキンケアや食事管理、生活環境の見直しを組み合わせることで、より良い状態を維持できる可能性があります。</p>
<p>犬のアトピーやアレルギーは長く付き合っていく病気だからこそ、その子に合った治療を見つけることが重要です。</p>
<p>なお、当院では、飼い主様へのわかりやすい説明を大切にしながら、それぞれの犬に合わせた治療方法を一緒に考えております。小山市、結城市、野木町、間々田周辺で愛犬のかゆみや皮膚トラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<p><strong>■関連する記事はこちらから</strong><br /><strong><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/392"><strong><u>犬や猫のかゆみ・皮膚トラブルの症状チェックリスト｜NGケアと正しい対処法とは？</u></strong></a><br /></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/776">【獣医師解説】犬のアトピー・アレルギーの最新治療｜かゆみを抑えるお薬の選択肢とは？</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>猫の腎臓が大きいと言われたら｜腎不全だけではない「腎リンパ腫」とエコー検査の重要性</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/757</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 25 May 2026 05:00:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>動物病院で「腎臓の数値が悪いと言われた」「腎不全と診断されて治療を続けているけれど、なかなか改善しない」そのような状況に、不安を感じている飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。 猫では慢性腎臓病（CKD）が非常に多 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>動物病院で「腎臓の数値が悪いと言われた」「腎不全と診断されて治療を続けているけれど、なかなか改善しない」そのような状況に、不安を感じている飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。</p>
<p>猫では慢性腎臓病（CKD）が非常に多く、特にシニア期では珍しい病気ではありません。そのため、血液検査で腎数値の異常が見つかった際、「慢性腎不全」と診断されるケースは多く見られます。</p>
<p>しかし実際には、同じように腎数値が悪化していても、背景にまったく別の病気が隠れている場合があります。特に注意したいのが、「腎臓が大きい」と言われたケースです。</p>
<p>猫の腎臓が大きく腫れている場合、腎リンパ腫などの腎臓腫瘍が関係している可能性があります。慢性腎臓病と腎腫瘍では治療方針が大きく異なるため、正確な見極めが重要です。</p>
<p>今回は、慢性腎臓病と間違われやすい「腎リンパ腫」について、エコー検査の重要性やセカンドオピニオンの必要性も含めて解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/SEO-cover-2026-05-20T183356.529.png" alt="" class="wp-edited-image" /><br /><br /></p>
<p>■目次<br /><a href="#i1"><u>1.「腎数値が高い＝慢性腎臓病」とは限らない？</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.慢性腎臓病（CKD）と腎臓腫瘍の決定的な違い</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.診断の決め手は「エコー検査」｜負担を抑えた検査の工夫</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.「点滴しかない」と言われたときに｜セカンドオピニオンという選択</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.腎リンパ腫の治療｜抗がん剤による回復の可能性</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>「腎数値が高い＝慢性腎臓病」とは限らない？</strong></h2>
<p>猫では慢性腎臓病が多く、特にシニア期では腎機能の低下が見られることも少なくありません。そのため、血液検査で腎数値の上昇が確認されると、慢性腎臓病と診断されるケースは多く見られます。</p>
<p>一方で、腎臓に腫瘍ができている場合でも、同じように腎数値が悪化することがあります。<br />こうした背景から、<span style="color: #3366ff;"><strong>「血液検査で腎数値が高い＝慢性腎不全」とは言い切れない</strong></span>ケースもあるのです。</p>
<p>ここで大切なのが、血液検査だけで分かる内容には限界があるという点です。<br /><span style="color: #3366ff;"><strong>血液検査では、腎臓がどの程度機能しているかは確認できますが、腎臓の形や大きさ、内部構造までは詳しく評価できません</strong></span>。</p>
<p>つまり、「なぜ腎機能が低下しているのか」という原因までは、血液検査だけでは判断できない場合があります。</p>
<p>実際に、<span style="color: #3366ff;"><strong>腎不全として治療を続けていたものの、その後のエコー検査で腎リンパ腫が見つかった</strong></span>ケースもあります。</p>
<p>そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>治療を続けても改善が乏しい場合や、症状の進行が早い場合には、別の病気の可能性も含めて見直していくことが大切</strong></span>です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>慢性腎臓病（CKD）と腎臓腫瘍の決定的な違い</strong></h2>
<p>慢性腎臓病と腎臓腫瘍を見分ける際、特に重要なヒントになるのが「腎臓の大きさ」と「病気の進行スピード」です。</p>
<p><strong>◆慢性腎臓病の場合</strong><br />病気が進行するにつれて<span style="color: #3366ff;"><strong>腎臓が徐々に小さく硬くなっていく</strong></span>傾向があります。</p>
<p><strong>◆腎臓腫瘍の場合</strong><br />腎リンパ腫などの腎臓腫瘍では、<span style="color: #3366ff;"><strong>腎臓自体が大きく腫れる</strong></span>ケースが多く見られます。</p>
<p>そのため、エコー検査で「腎臓が大きい」と指摘された場合には、慢性腎臓病だけではなく、腫瘍性疾患の可能性も考える必要があります。</p>
<p>さらに、経過にも違いがあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>慢性腎臓病は、比較的ゆっくり進行する</strong></span>ケースが多い病気です。しかし、<span style="color: #3366ff;"><strong>腎リンパ腫などの腎臓腫瘍では短期間で急激に体調が悪化したり、食欲低下や体重減少が強く表れたり</strong></span>する場合があります。</p>
<p>もちろん、これだけで完全に見分けられるわけではありません。しかし、「腎臓が大きい」「悪化のスピードが早い」といった特徴は、追加検査を検討する重要なサインになります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>診断の決め手は「エコー検査」｜負担を抑えた検査の工夫</strong></h2>
<p>腎臓腫瘍の有無を確認するうえで、特に重要なのがエコー検査です。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>エコー検査では、腎臓の大きさや形、内部構造などを詳しく確認できます</strong></span>。そのため、腎臓が小さくなっているのか、逆に大きく腫れているのかを評価しやすく、慢性腎臓病と腫瘍性疾患を見分ける大きな手がかりになります。</p>
<p>また、腎臓の内部にしこりのような異常がないか、左右差がないかなども確認できます。</p>
<p>ただし、猫は非常に繊細な動物です。特に体調が悪いときは、不安や緊張から検査を強く嫌がる場合もあります。</p>
<p>そのため<span style="color: #3366ff;"><strong>当院では、無理に押さえつけながら検査を進めるのではなく、猫の負担をできる限り軽減できるよう配慮しています</strong></span>。</p>
<p>例えば、以下のようにその子に合った形で検査を進めています。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・短時間の預かりで環境に慣れてから検査を行う<br />・必要に応じて鎮静を使用し、パニックを防ぎながら安全に検査を進める<br />・体調や性格に合わせて検査方法を調整する</strong></span></p>
<p>なお、鎮静とは、軽くリラックスした状態にして不安や緊張を和らげる方法です。全身麻酔とは異なり、検査時のストレス軽減を目的として使用されます。</p>
<p>「検査を嫌がりそうで心配」「高齢だから負担が不安」という場合も、事前にご相談いただければ、その子に合わせた方法を一緒に考えていきます。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>「点滴しかない」と言われたときに｜セカンドオピニオンという選択</strong></h2>
<p>慢性腎臓病と診断されると、「点滴を続けていきましょう」と説明を受けるケースは少なくありません。</p>
<p>もちろん、慢性腎臓病では点滴治療が重要になる場合もあります。しかし、エコー検査が行われていない場合には、本当に慢性腎臓病なのかを慎重に考える必要があります。</p>
<p>特に、以下のような場合には、追加検査によって別の病気が見つかる可能性もあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・治療を続けても改善が乏しい<br />・急激に状態が悪化している<br />・腎臓が大きいと言われた<br />・食欲低下や体重減少が強い</strong></span></p>
<p>そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>「本当にこの診断で合っているのだろうか」と不安を感じた際には、セカンドオピニオンを受ける</strong></span>のも大切な選択肢のひとつです。</p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院ではインフォームドコンセントを重視</strong></span>しています。「治療をどう進めるか」だけではなく、「どこまで検査を行うか」「生活の質をどう考えるか」についても、飼い主様と相談しながら方針を決めています。</p>
<p>また、積極的な治療だけが正解ではありません。<span style="color: #3366ff;"><strong>緩和ケアを含め、その子と飼い主様に合った選択を一緒に考えていく姿勢を大切にしています</strong></span>。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>腎リンパ腫の治療｜抗がん剤による回復の可能性</strong></h2>
<p>猫の腎臓腫瘍の中でも代表的なものが「腎リンパ腫」です。</p>
<p>腎リンパ腫は<span style="color: #3366ff;"><strong>悪性腫瘍の一種ですが、猫では抗がん剤が比較的効きやすい腫瘍</strong></span>として知られています。そのため、適切な治療によって状態の改善が期待できるケースもあります。</p>
<p>実際に、以下のような変化が見られる場合もあります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・食欲が戻る<br />・元気が出てくる<br />・腎数値が改善する<br />・生活の質が向上する</strong></span></p>
<p>もちろん、すべての症例が同じ経過をたどるわけではありません。しかし、「腎不全だからもうできることは少ないかもしれない」と考えていた中で、検査を進めたことで新たな治療の選択肢が見つかるケースもあります。</p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院では副作用にも配慮しながら、猫の体調や生活環境を踏まえて、無理のない継続的な抗がん剤治療を心がけています</strong></span>。</p>
<p>また、状態や治療内容によっては、より高度な検査や設備が必要になる場合もあります。<br />その際には、安全面を第一に考えながら、専門病院との連携やご紹介も含めてご提案いたします。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>猫の腎臓の異常は、慢性腎臓病だけとは限りません。特に「腎臓が大きい」と言われた場合には、腎リンパ腫などの腎臓腫瘍が関係している可能性もあります。</p>
<p>慢性腎臓病と腎腫瘍では、治療方法も今後の方針も大きく異なります。しかし、血液検査だけでは見分けがつかないケースも少なくありません。</p>
<p>そのため、「なかなか改善しない」「本当に腎不全だけなのか不安」と感じる場合には、エコー検査やセカンドオピニオンを検討する必要があります。</p>
<p>エコー検査によって得られる情報は多く、診断の精度を大きく左右します。また、正確な診断によって、今後の治療の選択肢が広がる場合もあります。</p>
<p>なお、当院では猫の負担に配慮しながらエコー検査や腫瘍診療を行っています。現在の診断や治療方針に不安がある場合も、まずは診察にお越しいただき、お気軽にご相談ください。<br /><br /><br /></p>
<p><strong>■関連する記事はこちらから</strong><br /><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/591"><strong><u>犬や猫の腫瘍はすべて「がん」？｜良性と悪性の違いや原因を獣医師が解説</u></strong></a><br /><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/604"><strong><u>そのしこり、どう調べる？｜犬や猫の腫瘍検査を段階ごとに解説</u></strong></a><br /><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/610"><strong><u>犬や猫の腫瘍はどう治すの？治療の目的と選択肢をわかりやすく解説</u></strong></a><br /><a href="https://www.oyama-rah.com/blog/620"><strong><u>【獣医師解説】犬や猫のがん｜ステージ・余命の「捉え方」とQOLの考え方</u></strong></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/757">猫の腎臓が大きいと言われたら｜腎不全だけではない「腎リンパ腫」とエコー検査の重要性</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>猫が咳をするのは異常サイン？肺腫瘍（肺腺癌）の症状と検査の重要性</title>
		<link>https://www.oyama-rah.com/blog/748</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[root]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 25 May 2026 03:56:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[獣医療ブログ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.oyama-rah.com/?p=748</guid>

					<description><![CDATA[<p>「最近、猫が咳をしている」「呼吸が少し荒いかもしれない」といった違和感に気づいて不安になる飼い主様も多くいらっしゃいます。 猫は、犬と比べると咳をする場面が少ない動物です。そのため、咳が続いていたり、呼吸の仕方に違和感が [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「最近、猫が咳をしている」「呼吸が少し荒いかもしれない」といった違和感に気づいて不安になる飼い主様も多くいらっしゃいます。</p>
<p>猫は、犬と比べると咳をする場面が少ない動物です。そのため、咳が続いていたり、呼吸の仕方に違和感があったりする場合には、何らかの異常が隠れている可能性があります。</p>
<p>特に注意したいのが、喘息と肺腫瘍の見分けが難しい点です。実際に、喘息のような症状が見られ、検査を進めた結果、肺腫瘍が見つかるケースもあります。</p>
<p>また、肺腫瘍は初期症状が目立ちにくく、気づいた時には進行している場合も少なくありません。そのため、「少し気になる程度だから」と自己判断せず、早めに状態を確認することが大切です。</p>
<p>今回は、猫の肺腫瘍（肺腺癌など）の特徴や症状、検査の重要性などについて解説します。<br /><br /><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/SEO-cover-2026-05-20T175128.460.png" alt="" class="wp-edited-image" /><br /><br /></p>
<p>■目次<br /><a href="#i1"><u>1.猫の肺腫瘍とは？｜「原発性」と「転移性」の2つのパターン</u></a><br /><a href="#i2"><u>2.咳・呼吸が荒い&#8230;それは喘息？見分けがつかない症状に注意</u></a><br /><a href="#i3"><u>3.意外なサイン？足先が腫れる「肺指症候群」とは？</u></a><br /><a href="#i4"><u>4.診断の決め手はレントゲン検査｜自己判断は危険</u></a><br /><a href="#i5"><u>5.治療の考え方と余命｜選択肢を飼い主様と一緒に考える</u></a><br /><a href="#i6"><u>6.まとめ</u></a><br /><br /><br /></p>
<h2 id="i1"><strong>猫の肺腫瘍とは？｜「原発性」と「転移性」の2つのパターン</strong></h2>
<p>猫の肺腫瘍には、大きく分けて「原発性」と「転移性」の2つがあります。<br /><br /></p>
<p><strong>＜原発性肺腫瘍とは？＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>肺そのものから発生する腫瘍</strong></span>です。</p>
<p>猫では比較的まれな病気ですが、<span style="color: #3366ff;"><strong>発生した場合は悪性であるケースが多く、特に「肺腺癌」がよく見られます</strong></span>。</p>
<p>初期には症状がほとんど表れない場合もあり、健康診断のレントゲン検査で偶然見つかることもあります。<br /><br /></p>
<p><strong>＜転移性肺腫瘍＞</strong><br /><span style="color: #3366ff;"><strong>別の臓器で発生した腫瘍が、肺へ広がった状態</strong></span>です。</p>
<p>特に<span style="color: #3366ff;"><strong>猫の乳腺腫瘍は肺へ転移しやすい</strong></span>ことで知られています。なお、避妊手術をしていない猫では乳腺腫瘍の発生リスクが高まるため、注意が必要です。</p>
<p>また、肺は血流が豊富な臓器であるため、さまざまな腫瘍が転移しやすい部位でもあります。<br /><br /></p>
<p>このように、肺腫瘍には複数のパターンがありますが、いずれも症状が分かりにくい点が特徴です。そのため、気づかないうちに病気が進行している場合もあります。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i2"><strong>咳・呼吸が荒い&#8230;それは喘息？見分けがつかない症状に注意</strong></h2>
<p>猫の咳や呼吸困難は、喘息でも肺腫瘍でも表れる症状です。</p>
<p>そのため、症状だけを見て「少し咳が出ているだけ」「毛玉が詰まっただけかもしれない」と判断するのは危険です。</p>
<p>例えば、以下のような症状が見られる場合には注意が必要です。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・咳が続いている<br />・呼吸が速い<br />・お腹を大きく動かして呼吸している<br />・口を開けて呼吸している<br />・元気や食欲が低下している<br />・動きたがらない</strong></span></p>
<p>特に、口を開けた呼吸は緊急性が高いケースもあるため、早急な受診が重要です。</p>
<p>また、猫の咳は「ケホケホ」という典型的な咳だけとは限りません。<span style="color: #3366ff;"><strong>吐きそうなしぐさに見えたり、毛玉を出そうとしているように見えたり</strong></span>する場合もあります。</p>
<p>そのため、症状が軽く見えても、背景に肺の病気が隠れている可能性があります。</p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>喘息か肺腫瘍かを見分けるためには、画像検査が欠かせません</strong></span>。違和感が続く場合には、できるだけ早い段階で動物病院へ相談しましょう。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i3"><strong>意外なサイン？足先が腫れる「肺指症候群」とは？</strong></h2>
<p>猫の原発性肺腫瘍では、「肺指症候群（はいししょうこうぐん）」と呼ばれる特徴的な症状が見られる場合があります。</p>
<p>これは、肺にできた腫瘍が足先の指へ転移し、腫れや痛みを引き起こす状態です。</p>
<p>特に、以下のような変化が見られます。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・指先が腫れている<br />・足を痛がる<br />・歩き方がおかしい<br />・出血している<br />・爪の周囲が赤くなっている</strong></span></p>
<p>複数の指に同時に表れるケースもあり、一見すると「ケガかな？」「爪のトラブルかもしれない」と感じる場合もあります。</p>
<p>しかし、実際には肺の腫瘍が関係している可能性もあるため、呼吸症状だけでなく、足先の異変にも注意が必要です。</p>
<p>特に、「咳もある」「呼吸も少し気になる」という症状が重なっている場合には、早めに検査を受けることをおすすめします。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i4"><strong>診断の決め手はレントゲン検査｜自己判断は危険</strong></h2>
<p>猫の肺腫瘍を疑う際、重要になるのがレントゲン検査です。</p>
<p>前述したように、喘息と肺腫瘍は症状が似ているため、症状だけで判断することはできません。そのため、呼吸器症状がある場合には、まず肺の状態を画像で確認する必要があります。</p>
<p>レントゲン検査では、<span style="color: #3366ff;"><strong>肺にしこりができていないか、肺全体に異常な影がないかなどを確認</strong></span>していきます。</p>
<p>なお、<span style="color: #3366ff;"><strong>病変の位置や状態によっては、CT検査など追加の画像検査が必要</strong></span>になる場合もあります。</p>
<p>一方で、呼吸困難を起こしている猫に対しては、無理に検査を進めるわけではありません。<br />呼吸が苦しい状態で仰向けにしたり、長時間保定したりすると、体へ大きな負担がかかる可能性があります。そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>当院ではまず酸素室を活用し、呼吸状態を安定させながら慎重に検査を進めるよう心掛けています</strong></span>。</p>
<p>「検査を急ぐべきか」「まず呼吸を安定させるべきか」を見極めながら、その子の負担に配慮した対応を行っています。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i5"><strong>治療の考え方と余命｜選択肢を飼い主様と一緒に考える</strong></h2>
<p>猫の肺腫瘍の治療方法は、腫瘍の種類や進行度、転移の有無、全身状態などによって変わります。</p>
<p>主な治療の選択肢としては、以下があります。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>・外科手術<br />・内科治療<br />・緩和ケア<br />・放射線治療などの高度医療</strong></span></p>
<p>例えば、腫瘍が一部にとどまっており、周囲へ大きく広がっていない場合には、手術を検討することがあります。一方で、すでに転移が見られる場合や全身状態が不安定な場合には、体への負担を考慮しながら抗がん剤やステロイドなどの内科治療や、緩和ケアを中心に進めるケースもあります。</p>
<p>また、進行度によって余命は大きく変わるため、<span style="color: #3366ff;"><strong>「完治だけ」を目標にするのではなく、QOL（生活の質）を大切にしながら治療方針を考えることも重要</strong></span>です。</p>
<p>当院では、インフォームドコンセントを重視しています。そのため、<span style="color: #3366ff;"><strong>「積極的な治療を希望したい」「できるだけ苦痛を減らしたい」など、飼い主様のお気持ちも丁寧に伺いながら、一緒に方向性を考えていきます</strong></span>。</p>
<p>また、放射線治療など専門的な設備が必要な場合には、より適した環境の二次診療施設をご案内することもあります。</p>
<p>さらに、<span style="color: #3366ff;"><strong>補助的な選択肢として、高濃度ビタミンC療法やがんワクチンなどをご提案</strong></span>するケースもあります。ただし、これらは一般的に行われている治療に代わるものではなく、状態や飼い主様のご希望に応じて検討する補助的な選択肢のひとつです。</p>
<p>「どの治療が正しいか」を一律に決めるのではなく、その子と飼い主様に合った治療方針を一緒に考えていくことが大切です。<br /><br /><br /></p>
<h2 id="i6"><strong>まとめ</strong></h2>
<p>猫は犬と比べて咳をする機会が少ないため、咳や呼吸の異変が見られる場合には注意が必要です。</p>
<p>また、肺腫瘍と喘息は症状が似ているため、「毛玉かもしれない」「ただの咳だから大丈夫」と自己判断してしまうと、病気の発見が遅れる可能性があります。</p>
<p>さらに、肺腫瘍では咳や呼吸の変化だけでなく、足先の腫れとして症状が表れるケースもあるため、普段と違う様子に気づいた際には、早めに動物病院で状態を確認することが大切です。</p>
<p>なお当院では、猫の呼吸状態や体への負担に配慮しながら、必要な検査や治療をご提案しています。また、インフォームドコンセントを大切にし、飼い主様と連携しながら、その子に合った治療方針を一緒に考えていくよう心掛けています。</p>
<p>「咳が続いている」「呼吸が苦しそう」「足先の腫れが気になる」など、少しでも気になる症状がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。<br /><br /><br /></p>
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<p>&nbsp;</p>
<p><strong>栃木県小山市</strong><br /><strong>地域に根差した細やかな対応と最良の獣医療サービスを提供する動物病院</strong><br /><strong>小山レリーフ動物病院</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong><a href="TEL:0285-36-3233">0285-36-3233</a></strong></span><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/information">当院の診療案内はこちら</a></span> </strong><br /><strong><span style="text-decoration: underline;"><a href="https://www.oyama-rah.com/contact">お問い合わせ内容の入力はこちら</a></span></strong></p>The post <a href="https://www.oyama-rah.com/blog/748">猫が咳をするのは異常サイン？肺腫瘍（肺腺癌）の症状と検査の重要性</a> first appeared on <a href="https://www.oyama-rah.com">小山レリーフ動物病院</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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